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睡眠

睡眠のメカニズム

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睡眠のメカニズム

人生の約3分の1は睡眠に費やされています。しかし、ほとんどの人は、この「眠り」という行為を意識して考えたことがないのではないでしょうか。そこで、まずこのページでは「眠
りのメカニズム」をご一緒に検証していくことにしましょう。
眠りにまつわる素朴な疑問を考えていくと、なるほどと思わせる事実がある一方で、未だに研究中の事柄もかなりあります。医学の進歩に伴い、人間の生態についてはずいぶん解明されてきましたが、こと「眠り」については、あとまわしにされてきたのか、あるいは調べる内容が難しすぎるのか、いずれにしても今日まで未知の世界が広がっています。
それでもここ数年、眠りについての研究が急速に進んできました。その背景には、ストレス社会の台頭に伴い、睡眠障害を訴える人が急増していることが微妙に関係しているということは、容易に想像がつきます。
まずは「眠り」を科学的かつ医学的にとらえ、そのメカニズムを知ることから始めてみましょう。
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Q1 「レム睡眠」「ノンレム睡眠」とは何でしょうか?
昔から、人間の睡眠には「脳が休んでいるとき」と「休んでいないとき」があるらしいと考えられていました。言い換えれば「夢を見ているとき」と「見ていないとき」があるのではないかということです。
その後、科学の発達によって脳波を調べることができるようになり、睡眠中の脳波を測定してみると、いろいろなことがわかってきたのです。

脳波から見た睡眠の経過

脳波から見た睡眠の経過


一般に、起きているときの脳波は周波数が高くて振幅が小さく、これが睡眠が進んでいく、つまり眠りが深くなるにつれて、周波数が低くて振幅の大きい波に変わっていくことがわかってきました。そして、この眠りが深くなる時期を「スロー・ウェーブ・スリープ」(Slow Wave Sleep=徐波睡眠)と呼ぶことになりました。
睡眠の段階で変化する脳波

睡眠の段階で変化する脳波


私たちの眠りには「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」があり、「ノンレム睡眠」はその波形から4つの段階に分けることができ、一番ゆったりとした大きな波を示す「第4段階」が、最も深い眠りであることがわかってきました。この「第4段階」のあと、脳波が早くて小さな波に変わっていきます。そして、覚醒状態と似た脳波が出現すると同時に、眼球運動が激しく起こり、このときに筋電図を測定すると、全身の筋肉の弛緩が認められるのです。
ちょっと気の毒ですが、この時期に寝ている人を揺り起こしてみると「夢を見ていた」と答えることが多いのです。そこでこの時期を、急速眼球運動を伴うことから「レム睡眠」(=
Rapid Eye Movement Sleep)と呼ぶことにしたのです。
現在も、この「レム睡眠」が何をさしているのかは詳細にはわかっていません。しかし、記憶の整理が行われているのではないかと推測している学者たちが多いのは事実です。
うつ病の人などは、眠り始めてからレム睡眠に至るまでの「レム潜時」という時間が短くなっている特徴があり、レム睡眠とノンレム睡眠の解明は、精神疾患をはじめとするさまざまな病気の解明につながるものと期待されています。これまでの研究から、レム睡眠とノンレム睡眠のパターンは病態によって変わってくることがわかってきています。正常な睡眠であれば、レム睡眠とノンレム睡眠が一つのユニット(単位)で約90分、これを4回ぐらい繰り返して目覚めるという形になります。最初、ノンレム睡眠では深度が深い波が出ていて、それが次のサイクルになると少し浅くなって、段々浅くなっていって目が覚める-というのが良い睡眠といわれています。
これは脳の発達段階によってもかなり異なり、乳幼児はレム睡眠の時間が非常に長いのに対して、高齢になるほど短くなっていくという特徴があります。

体温と睡眠

Q.2体温と睡眠の関係は?
一言で言うなら、睡眠は体温に影響されるということができます。
ラットを使った実験によると、運動や温浴によって直腸の温度を二度上昇させて眠らせた場合、ノンレム睡眠時間が延びたという報告があります。このとき、レム睡眠については温度の変化との有意差はありませんでした。このことは、昔からいわれている、体を温かくすれば安らかに眠れる-ということを実証する結果といえるでしょう。一方、薬を使ってラットを発熱させた場合の実験では、ノンレム睡眠の時間が延びた点では運動・温浴と同じでしたが、この場合はレム睡眠が短くなるという現象が現れました。
つまりこれは、病気や生理的活性による発熱時には、頭がボーッとしてしまい、レム睡眠が短くなって眠りにくくなるということをあらわしているのです。
体温も一日の時間経過につれて、上がったり下がったりしています。上のグラフがズレているのに注目してください。夜型の行動パターンを取る人と朝型の行動パターンを取る人とでは、体温の動きも変わってきます。どちらのパターンでも、眠るときは体温は徐々に下がっていくのですが、夜型の生活パターンの人は体温調節がうまくいかないケースもあるので、なるべくならお日様の上昇と共に生活する朝型の生活パターンのほうがよく眠れるかもしれません。
また、クーラーのかけっぱなしが体に悪いのも、無理に体温を下げてしまい、人間本来の体温調節ができていないことが原因なのです。
Q3 どうして眠くなると「あくび」が出るのでしょうか?
広辞苑によれば「あくび」は〈欠伸〉と書き、「眠い時、退屈な時、疲労した時などに不随意的に起こる呼吸運動」で、「血液中の酸素の欠乏等によって起こる」と記されています。
そもそも「あくび」はどうして出るのでしょうか? 原因は大きく3つに分けられます。
第一は、肺での呼吸がうまくできていない。第二は、血流不全。第3は、脳の内部でグルコースという糖分が消費過剰状態となって、グルコース不足に陥ったためです。これらの原因
によって脳内の酸素量が低下してしまい、急速に酸素の補充が必要となるために起きる呼吸運動が「あくび」なのです。眠気と関係のあるあくびは、このなかの第3の原因、つまり脳内グルコースの低下に伴う酸素不足によって起きるものですが、これは眠いからあくびが出るのではなく、あくびが出ることで眠気が誘発されるというのが正しい順序といえます。
まあ、会社で周囲が忙しいときなどに出るあくびはどうしても気兼ねしますが、本来は、あくびくらいは大きく伸びをしながら思い切りやりたいものです。ただし、脳内酸素の欠乏によるものだけに、脳疾患との関係もないわけではありません。
脳梗塞などの発作後に、そのまま寝ていて大きな生あくびが出ることがあります。これなどは「眠い」とか「疲れた」といった軽いあくびとは異なり、命に関わる緊急事態です。脳梗塞のリスクを持っている人が、寝たまま繰り返しあくびをしているようであれば、要注意です。
そのままにしておくと脳梗塞の再発が起こりやすくなるので、早めに睡眠呼吸障害の対策を、お医者さんに相談するようにしてください。
ちなみに、昔から「あくびは移る」と言われます。たしかに一緒にいる人があくびをすると、眠くもないのにつられてあくびが出てしまうという経験は誰にでもあるでしょう。しかし、これについては医学的な検証はされていません。
一説には、誰か一人があくびをすると、その空間の酸素が瞬間的に薄くなってしまうため、その場にいる人は酸素不足を補う目的であくびをする-という意見もあるようですが、真偽の程は定かではありません。
Q4「寝返り」ってどうして打つのでしょうか?
一言で言うなら「じっとしていると疲れるから」ということになりますが、それではあまりに素っ気なさ過ぎますね。もう少し医学的にお答えしましょう。
そもそも、人間が眠っている間の体の動きがどのようになっているのかを見てみると、ノンレム睡眠の間は体は動かないのに対して、レム睡眠になると必ず体は動き出すことがわか
ります。これはリラックスした睡眠状態である証拠で、医学的には寝返りは打つべきものと断言できます。逆に、丸太のように寝たら起きるまでじっとしているという人もいますが、
これはリラックスできていないということなので、睡眠環境の改善を考えるべきでしょう。
じつは、私のクリニックでもそうなのですが、睡眠時無呼吸症候群の治療のためにCPAP(シーパップ)という医療機器をつけて一晩寝てもらった翌朝は、ほとんどの人が「腰が痛い」と訴えます。
これは、普段は睡眠障害のために呼吸が浅いので何度も寝返りを打っているのに、CPAPをつけたことで呼吸が深くなり、また検査用の電極や鼻マスクが外れないように意識していることも関係して、寝返りの回数が極端に減ったので腰が痛くなっているのです。
このことからもわかるとおり、寝返りはある程度までは健康の証拠ですが、過度になったときには何らかの睡眠障害があることも考えられるので、専門医の診断が必要になります。

金縛りとは

Q5「金縛り」ってどうしてなるのですか?
睡眠中、突然目が覚め、体を動かすことができず声も出せないーこのように体の身動きがとれなくて、にっちもさっちもいかなくなる状況を「金縛り」といいます。この状態を解説すれば、体はまだ眠っているのに脳が起きている状態で、医学的には「睡眠麻痺」と呼び、「レム睡眠のときに急に目が覚めた状態」と推測することができます。
全身の筋肉が緩んでいて、まだ脳の命令を受けられる状態ではないのに、暑さ寒さで寝苦しい、寝具が合わない、物音がした、尿意を催したなど、意識だけが覚醒して脳が突然「動
け!」と命令したために、体が意識についていけない状態であるといえます。まれに入眠時に金縛りになることもありますが、ほとんどが覚醒時に起きる症状で、「アナフラニール」という薬が効果があるとされていますが、基本的には意識と運動機能のズレによるものですから、とくに気にする必要もないでしょう。
もちろん、目が覚めたとたん自分の体がいうことをきかなくなっているのですから、誰だってあわてます。でも、あわてたからといって金縛りは解けるものではありません。体が脳の命令に反応できる態勢を整えるまでは、いくら頑張っても動くことはできないのです。あわてたところでパ二ックになるだけなので、「あっ、金縛りだ!」と感じたら落ち着いて息を整え、じっとおとなしく待つことです。金縛りは時間の経過とともに必ず解けます。ぜひ試してみてください。

ナルコレプシーの発作が起きた人の神経伝達経路

ナルコレプシーの発作が起きた人の神経伝達経路


なお、あまり頻繁に金縛りになるようであれば、ナルコレプシーという病気を疑うこともあります。この病気はオレキシンという遺伝子の異常によって起きる難病で、夜間の睡眠障害、それに伴う過度の睡眠(昼間から眠くて仕方ない)、カタプレキシー(「情動脱力発作」ともいい、体の一部もしくは全身の筋肉の緊張が解けてしまう発作で、ごはんを食べていて、突然、箸と茶碗を落としたり、車の運転中に、突然、脱力して眠りに落ちたりします)、入眠時の幻覚などとともに、金縛りも特徴的な症状とされています。ナルコレプシーは、専門医による詳細な検査と治療が急がれます。もし心当たりがある場合は、神経内科などを受診することをお勧めします。
Q6 人間は何時間くらい起きていられるものでしょうか?
1959年のアメリカでのこと。当時、ニューヨークで人気のあったピーター・トリップというデイスクジョッキーが、不眠不休で何時間放送を続けられるか、という企画に挑んだことがあります。二回挑戦したのですが、一回目は5日間、二回目が9日間という記録をうち立てました。
一回目(5日連続)のときは、その後の健康面で何の変化もなかったのですが、二回目の9日間連続放送を達成したあと、この人は番組をクビになってしまいました。その理由は、ディスクジョッキーとしての技量が低下して番組が面白くなくなった-という何とも気の毒なものでした。
つまり、人間が不眠不休状態を続けると、ある時点で行動力や思考力が低下し、場合によっては人格さえ変化してきます。これは昔から知られていることで、戦争中にスパイを自白させるためや、日本でも江戸時代の拷問には「眠らせない」という刑罰があったほどです。
現在、医学的には、不眠不休は72時間までがなんとか安全な範囲とされています。つまり、丸3日なら概ね大丈夫ですが、4日目に入ると心身共に危険領域に入るということです。
ちなみに、激務で不眠不休を続けている同僚に「30分でも寝れば疲れがとれるよ」などと声をかけたり、高速道路を走行中に睡魔に襲われそうになっているドライバーに「車を停めて5分でも10分でも眠ればラクになる」などと声をかける人がいますが、これって本当だと思いますか?答えは「本当ではあるが、決してお勧めはできない」ということになります。まず不眠不休で働き続けている人が、たとえ30分でも仮眠をとれぱ、たしかに楽にはなります。しかし、疲労を回復させるだけのレム睡眠には達していないので、本当の意味で睡眠をとった
ことにはなっていません。すぐにまた睡魔に襲われることは必至です。
また、高速道路での5分間睡眠も、睡魔に襲われていたときに比べれば、たしかに意識は鮮明に戻るので、安全面を考えれば当然そうすべきなのですが、これも根本的な解決ではないということを知っておくべきでしょう。
そもそも睡魔に襲われるような状態で高速道路を走ること自体、無謀かつ危険極まりない行為です。多少は意識がはっきりしたとしても、根本的に睡眠不足であれば、また眠くなるのはわかりきったことですよね。そのたびごとに5分間ずつ眠っていたのでは体にいいわけがありません。
もちろん、どうしてもハンドルを握らなけれぱならないときには、たとえ5分でも10分でも仮眠すべきですが、あくまでもこれは応急処置にすぎず、あまり頼りにしないでいただきたいものです。

睡眠中の大量の汗

Q7 睡眠中に大量の汗をかいているってホントですか?
本当です。人は寝ている間に、個人差・季節差はありますが、一晩で牛乳瓶.本分ぐらい(約100ミリリットル)の汗をかきます。というより、これは睡眠中だけに限ったことではなく、起きているときも、人間は46時中、全身で汗をかいているのです。
これを数字で示すのは簡単です。私どものクリニックを訪れる患者さんの体重をお見せすればいいことですが、できれば皆さんも体重の「口内変動」を調べてみてください。これは1日のなかのいろいろな場面ごとで細かく体重の変化をチェックするものですが、これを見てみると、眠っている間にかなり体重が減っていることがわかります。
眠っているだけですから、とくに運動するわけでもないし、汗として排出された水分以外に体重減少に結びつく要因はありません。つまり、夜の就寝直前と翌朝の起床直後の体重変動分が、眠っている間にかく汗の量ということになるのです。
ちなみに私がこれまでに診てきた患者さんのなかで、一回の睡眠での最大体重差はニキログラムでした。一晩寝ただけでニキロも痩せられるなら、下手なダイエットよりよっぽど効
果的なのですが、そういう人に限って昼間よく食べるのです。もったいない話です。
ついでに老婆心ながら、こんな話もつけ加えておきましょう。人が寝ている間の布団は、人の体温と適当な湿り気がある状態なので、これは健康の大敵であるダニや細菌の格好の繁殖環境になります。また、人のアカやフケが付着することになり、これもダニの餌となります。つまり、布団のなかは意外に不衛生な状態なのです。
下着やパジャマなど、着ているものならそのつど着替えればいいのですが、できればふとんも頻繁に日光消毒するようにしましょう。快適睡眠のためには、清潔な布団で寝ることも必要不可欠なことなのです。
Q8「寝溜め」ってできるものなのでしょうか?
医学的には「寝溜め」という概念は立証されていません。つまり「できない」という答えになります。そもそも赤ちゃんは別として、成人した大人であれば、そんなに長い時間眠ることができないはずです。
詳しく調べたわけではありませんが、40歳を過ぎるとせいぜい7時間前後が限度でしょう。これがある日、何かの拍子に10時間眠ったからといって、その日は3時間よけいに起きていられるというものでもないのです。なかには「私は寝溜めができる」と言い張る人はいるでしょうが、それは一種の自己暗示をかけているようなものであって、医学的な根拠はありません。
睡眠時間というものはあくまで「24時間のうちの6時間」という数え方をするものであって、「48時間のうちの6時間」や「72時間のうちの18時間」といった考え方はできないということなのです。
そもそも睡眠というのは、「起きている間に疲れることによって眠る」ということになります。つまり、疲れが解消すれば嫌でも起きるわけで、疲れがなくなっても眠っていられるかといわれれば「眠っていられないはず」ということになります。
たしかに、何日も徹夜をしたあとは長時間眠りますが、これは通算の睡眠時間の帳尻を合わせているのではなくて、単に疲れがそれだけ溜まっていたということなのです。
ラットを使った実験では、脳内にある「アデノシン」という物質を脳内にさらに補充すると、ラットの睡眠時間が延びるという報告があります。このアデノシンは「ヌクレオシド類」という物質グループの1つなのですが、このほかにもウリジン、酸化型グルタチオン、デルタマイシン誘発ペプチド、ムラミルペプチド、プロスタグランジンD2、神経ペプチド類、サイトカイン類の8つの脳内物質が睡眠と密接な関係があります。これらの物質を何らかの形で活性化させることができれば、長時間にわたって眠ることができるのではないかと
考えられています。
昭和50年頃は、睡眠物質についてはまったくといっていいほど解明されていませんでした。興奮したザリガニの、神経を抑える物質を探すことによって「何が睡眠物質なのか」を研究しているような時代でした。なぜザリガニなのかというと、ザリガニの神経細胞の興奮抑制に効果のあったある物質を、マウスの脊髄に注射したら、マウスが眠ってしまった-ということに端を発したものなのですが、ザリガニにはなんとも気の毒な話です。
ところが、なかなか「これだっ!」という睡眠物質の発見には至らず、じつについ最近までわからないまま来てしまっていたのです。今でこそ、こうした睡眠物質の存在がわかってきましたが、それでも明確な作用機序についてはわかっていないというのが実情です。脳細胞のレセプターに取りついて興奮を鎮めるという部分的なメカニズムはわかっていますが、脳全体のネットワークにどう影響しているのかという話になってくると、今後の研究を見守る以外に手はありません。
そうしたことが次第に解明されていけば、効果的な眠りの方法は手に入れられるのかもしれませんが、でも、やっぱり寝溜めには結びつかないと私は思います。

昼間寝て夜起きる生活

Q9 昼間寝て夜起きる生活は体にはどうなのでしょうか?
一言で言うなら「体にはよくない」ということになります。しかし現実的には、今の社会はとても便利になって、街中は真夜中であってもコンビニエンスストアやファミリーレスト
ランのあかりが灯り、道路からはタクシーもトラックも姿を消すことはありません。私たちのような医者の世界でも、総合病院は24時間態勢で患者さんを受け入れ、見守っています。また、企業によっては24時間フル稼働のモ場があったりして、個人的なレベルで夜中に起きているだけでなく、まさに夜を徹して仕事をしている人も数多くいます。

不規則な睡眠が体温のリズムを崩してしまう

不規則な睡眠が体温のリズムを崩してしまう


これだけ深夜労働に従事している人がいると、「昼夜道の生活は体によくない」と杓子定規に言い切ってしまっていいものなかと思いますが、やはり健康面から見れば「よくない」と答えるのか妥当でしょう。
24時間操業の工場で3交代制の勤務シフトに従事する人に、何らかの健康被害が出るかどうかという調査がいろいろなところで行われています。その結果はなぜかさまざまで、「健康被害はない」というものもあれば、「心筋梗塞の発症割合が有意差をもって高まる」という報告もあります。おそらくは調査をした側の立場によって、多少解釈が変わってくるためではないかと思われるのですが、まあ常識的に考えれば後者に妥当性を唱えることになるでしょう。
統計上でははっきりしたデーータが出ていないのですが、私たち産業医の経験的観測によれば、「3交代勤務の人に高血圧症の出現割合が高い」ということはたしかに言えます。これ
も今後の調査結果をよく分析すべきです。
一つには、たとえ夜起きて昼眠る生活を長期間続けていても、人間がもともと持っている生体リズムは、昼間起きて夜に眠るというサイクルを基調に刻んでいて、体や意識は完全に「夜型」に馴染んでいたとしても、やはりそれは「無理をしている」ということでしかないからだということがあります。
これは男性ばかりではありません。長く3交代の勤務を続ける女性の看護士さんに流産が多いことなど、この分野にはこれから研究を進めていくべき課題が山積されているということができるでしょう。
Q10 男性の「朝立ち」はどうして起きるのですか?
大脳にある脳幹の一部がレム睡眠時に興奮して、その興奮が脊髄を刺激して、反射的に陰茎の海綿体が充血して勃起するのが「朝立ち」のメカニズムです。つまり、性的興奮による勃起とは本質的に異なるものと考えられます。
この朝立ち、じつは朝だけではなく寝ている間中、レム睡眠に一致して起きている現象です。
つまり、レム睡眠の25分間は勃起して、ノンレム睡眠の80分間をインターバルとし、そしてまたレム期に入ると25分間勃起する-というサイクルを繰り返しているのです。
しかも大人だけでなく、小児期のきわめて早い段階でこの現象は始まっています。基本的には子供からお年寄りに至るまで「朝立ち」は続くのですが、性的興奮とは関係ないとはいいながらも、勃起するにはアンドロジェンという男性ホルモンがなくてはできないため、このホルモンの分泌が加齢とともに減ってくると次第に立たなくなってきます。一般的にはこれを「年のせい」として片づけていますが、医学的にはこういう理由によるのです。
さて、この「朝立ち」という現象、男性だけのものではないということをご存知でしょうか? じつは女性にも「クリトリスの勃起サイクル」というものがあって、腔の血流がレム睡眠時には活発化するという報告があるのです。これもやはりアンドロジェンの影響を受けていることは間違いなく、性的な興奮とは関係なく充血するという点で、男性の朝立ちと基本的には同じものと考えていいでしょう。
ただ、男性も女性も、アンドロジェンが性欲に大きく関与していることも事実で、このアンドロジェンの低下は、そのまま性欲の減退に直結していきます。したがって「朝立ち」そのものは性的興奮による現象ではありませんが、朝立ちをしなくなってきたら、性欲も低下していると考えることも、あながち間違いではないということにもなるのです。
さて、では「朝立ち」の根本的な問題でもある「なぜレム睡眠時に脳幹の一部が興奮するのか」という問題については、じつは現在のところその理由は解明されていません。ただ、同じ現象はラットでも起きるとされており、現在いろいろな実験が行われています。
Q11赤ちゃんの眠りは大人とどう違うのですか?
赤ちゃんも夢を見るのですか?
人間の睡眠の性質は成長と共に変化していきます。その過程は、赤ちゃんから少年期を経て成人し、徐々に老境に差しかかっていくなかでレム睡眠の時間が次第に短くなっていくことと、一日のなかでも「睡眠」の占める割合が少なくなっていくことが挙げられます。
赤ちゃんは一日のほとんどを眠って過ごしていますが、その長い睡眠時間のおよそ6割がレム睡眠だといわれています。
一方、お年寄りは一日の睡眠時間が短く、平均すると4時間半も眠れば十分という人がほとんどです。これはレム睡眠が非常に短くなっているためなのです。
それから「赤ちゃんも夢を見るのか?」という質問ですが、これは「見ている」という答えになります。そもそも夢って何なのでしょう。オーストリアの精神分析学者・フロイトは「潜在意識が抑圧されたものが夢となって現れる」と言いましたが、現代医学における夢とは、「脳が記憶を整理している過程」とする考え方が一般的になってきています。
人間の夢を構成する概念には「視覚」と「言語」があります。私たちは夢のなかで会話をしたり音を聞いたりしていますが、言葉を理解できない赤ちゃんにはこうした概念は通用し
ません。でも、視覚は大人と同じ機能を持っているわけですから、夢のなかで画像を眺め、音を感じているのです。
赤ちゃんと接する時間の長いお母さんの顔や表情は、赤ちゃんの記憶のなかでも大きなウェイトを占めているはずです。きっと夢のなかでも、お母さんのやさしい笑顔を見ていることでしょう。

おねしょと睡眠

Q12 おねしょと睡眠は関係あるのでしょうか?
これは大いに関係があります。通常であればレム睡眠のときは、脊髄から筋肉への命令が絶たれています。したがって夢のなかでおしっこをしていても、実際にはおしっこをしていないものなのです。小さい頃、夢のなかでおしっこをしていることに気がついて、あわてて起きたら何ともなかったという経験があると思いますが、それはこうした理由によるものなのです。
では、どうしておねしょをするのでしょうか? 一言で言うと、おねしょは睡眠中に何らかの原因によって膀胱括約筋が緩んでしまうために、膀院内の尿が排出されてしまう現象ということになります。
これを夢と関連づけて調べてみると、どうやらおしっこをする夢につられておねしょをするのではなく、おねしょをしたあとにおしっこをする夢を見ているらしい、ということが最近の研究でわかってきました。
つまり、以前のおねしょをした際の感覚(おしっこを漏らしたことによる不快感や湿気、ぬくもりなど)が記憶に残っていて、その記憶が映像として「おしっこをする夢」となって現れるのではないかIというのが最近の報告です。したがって、夢のなかでおしっこをしていることに気づいたら、それがおねしょに連動している夢であればすでに手遅れというわけです。
一方、おねしょと睡眠時無呼吸症候群とは密接な関係があります。じつは、子供の睡眠時無呼吸症候群の特徴はおねしょなのです。もしあなたのお子さんが10歳になってもおねしょが治らないようであれば、一度、耳鼻咽喉科に連れて行って、リンパ腺や扁桃腺が腫れていないかを診てもらってください。たいていの場合、呼吸障害がおねしょを誘発していることが確認されます。大人の睡眠時無呼吸症候群の症候としては、寝汗、夜半覚醒、頻回の排尿などがよく観察されるところです。頭の毛穴から汗が噴き出して枕がぐっしょり濡れてしまうことも珍しくありません。また、腎臓では入ってくる血液量が増えるため、おしっこが溜まりやすくなるのです。
現に、睡眠時無呼吸症候群の特徴的な症状として「夜間の頻尿」が挙げられます。持病として糖尿病を持っているわけでもないのに、夜中に2回も3回もトイレに行くようであれば、睡眠時無呼吸症候群の疑いが濃厚となります。つまり大人も子供も、睡眠時無呼吸症候群とおねしょは連動する-ということがいえるのです。
【コラム】
のどの手術は痛いもの、お見舞いには「水ようかん」をのどという器官は、体のなかでもとくに様々な神経が集中しているため、ちょっとした手術でも激しい痛みに見舞われることになります。睡眠時無呼吸症候群の治療のための扁桃腺の摘出手術では、ほとんどの患者さんは痛みをなんとか和らげてほしいと訴えます。
眠りのメカニズム先ごろ私の知り合いの男性が扁桃腺の摘出手術を受け、二週間入院しました。食べることが大好きな彼は、入院する前に「栄養最優先の病院食は味気なくておいしくないだろうな」と心配していました。そして、退院したら真っ先に大好きなとんかつを食べに行こうと決心して入院したのです。
ところが手術後は、病院食の心配よりiのどの痛みにびっくり! とにかく唾を飲み込むのも苦痛なので、病院食(といっても最初の数日は「おもゆ」だけなのですが)すら食べきれずに残す始末でした。数日経って、ようやくおもゆからおかゆに昇進してからも「向こう何年間かはとんかつを食べない!」と宣誓できるほど痛みは激しかったといいます。
そんな彼が、入院中に唯一 「おいしいと思った食べ物があった」と言います。それはなんと水ようかんなのです。病院食のデザートとして一度だけ出た水ようかん……その冷たくて柔らかい物体が、熱を持って痛むのどの奥をやさしく伝って、食道へと落ちていく感覚は、まさにえも言われぬ快感だったそうです。今では彼は「のどの手術を受けた人へのお見舞い
は水ようかんに限る!」と声を大にして訴えています。経験者の言葉ですから、多少は信憑性があるのかもしれません。よろしければ参考にしてみてください。
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