睡眠薬通販・販売|エスゾピクロン・バスパー・眠剤の個人輸入

睡眠薬の種類・強さ・副作用・分類とその特徴・効果・口コミ

睡眠

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

投稿日:

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

SASが引き金となる危険な病気
●死亡リスクを高めるSAS
SASの諸症状で最も恐ろしいのは、本人の自覚がなく進行する合併症です。たとえば、高血圧、狭心症、心筋梗塞、心不全などを合併する確率は高くなりますし、中等度の患者の場合でも、健康な人に比べると、高血圧で約3倍、心疾患で2倍、脳血管障害で2倍もの発症率になるのです。
米国の調査では、米国内でSASに関連した心血管系の障害により死亡する患者が毎年約4万人、そのうち高齢者の死亡率が、健康な人のなんと2・7倍にもなることが明らかになりました。また、これらの合併症は加齢とともに頻度が上がり、SAS罹患期間が長いほど合併症を併発しやすいことがわかっています。
SASは大きないびきによって寝室をともにする家族を不快にするだけではなく、2つの大きな問題を引き起こします。後ほど詳しく述べますが、無呼吸の症状がある患者の実に約7割が肥満、約6割が高血圧であるといわれており、この病気は生活習慣病の重大なリスクファクターだといえます。
そのうえ、患者の「生活の質(Quality of Life :QOL)」を著しく低下させますし、社会的にも悪影響を与えかねません。
たとえば、日中の居眠りや疲労感などが、仕事や勉強のやる気を失わせる、などはその典型的な例でしょう。交通事故や工場内での事故などの原因にもなりますからあなどれません。
睡眠薬の通販サイトは、こちら→お薬館

SASが及ぼす影響

SASが及ぼす影響


 
●男性患者の半数がメタボリック・シンドローム
メタボリック・シンドロームとは高血圧、高血糖などの異常(危険因子)がいくつか集まると、心筋梗塞や脳梗塞が起きやすいという点で、注目されている病気です。ひと頃は、マスコミでも大きく取り上げられましたから、ご存じの方も多いでしょう。腹部にたまる内臓脂肪が、これらの異常を引き起こすことから、内臓脂肪症候群と呼ばれることもあります。
メタボリック・シンドロームは主に男性に多く、とくに30〜60歳の約30%もの人がその疑いがあるとされています(厚生労働省「国民健康・栄養調査」2003年度)。
BMI(体格指数)が25以上でウエストサイズが男性は85田以上、女性は90cm以上の場合が、診断基準のひとつとなっています。ただし国際糖尿病連合(IDF)では、日本人向け基準を国内基準とは異なる男性90m、女性80cmとしています。
この基準で判断すると、厚生労働省によれば、40〜74歳の人のうち、940万人が該当し、予備軍を含めると中高年男性の半SG4危険領域〃だとしています。ちなみにこのウエストサイズの基準値は、画像診断による内臓脂肪の面積と、高血圧、高脂血症など危険因子の関係を調べた国内調査をもとに決められたものです。
しかしこの85mという判断基準には、科学的な根拠がない、という指摘もあるようです。ちなみに、米国のウエストの診断基準は男性102cm超、女性では88cm超となっています。
●BMIを算出する
肥満者におけるSASの発症は非肥満者の3倍以上という報告があるほど、肥満が最重要の危険因子であることはたしかです。しかし、一概に体重が多いだけでは肥満とはいえません。そこで重要となる指標がBMIです。
BMIとは「体重(kg)」を「身長(m)の2乗」で割った数値です。まずは自分のBMIを計算してみましょう。
いくつでしたか? WHO(世界保健機関)ではBMI30以上、日本ではBM125以上が肥満と定義されています。
その理由は、欧米ではBMI30以上の割合は20〜30%であるのに比べ日本では2〜3%にすぎないからです。それにもかかわらず高血圧や糖尿病などの、肥満に起因する病気になる日本人の割合は、欧米とそれほど変わりません。
つまり、日本人は肥満は軽度であっても、肥満によるさまざまな病気にかかりやすいということなのです。それはインスリンの分泌機能が欧米人よりも弱いため、高度肥満になる前に糖尿病などが発病するからだと考えられます。
計算式  BMI= 体重kg ÷ (身長m)÷ (身長m)
BMIの判定

BMIの判定


●下半身肥満と上半身肥満
BMIを割り出せば自分が肥満かどうかはすぐにわかります。同じ肥満でも、生活習慣病に結びつきやすいのは「上半身肥満(リンゴ型肥満)」だといわれています。
一方、若い女性によくみられるのは、お尻や太ももに脂肪がつく「下半身肥満(洋ナシ型肥満)」。むっちりした下半身を気にして無理なダイエットに走る人もいるようですが、病気ではないのですから、こちらの場合はあまり気にやまないほうがいいかもしれません。
ただし上半身肥満には要注意です。この肥満はさらに2つのタイプに分けられます。腹部や背中に皮下脂肪のつく「皮下脂肪型」と、内部の腹腔に脂肪がたまる「内臓脂肪型」です。
とくに、後者は生活習慣病を導くリスクをはらんでいるので要注意です。SASの患者で肥満の人は、自分がどのタイプなのか知っておくことも大切です。もし、上半身肥満でしかも内臓脂肪型であれば、高血圧、高脂血症、糖尿病といった生活習慣病を合併する危険性が非常に高く、予防のうえでも減量が必要でしょう。

肥満を招く基礎代謝量の低下

SAS患者のうち、約40%が、脳卒中や心筋梗塞の引き金となるメタボリック・シンドロームを合併しているという研究結果があります。
メタボリック・シンドロームになる人々の生活習慣には、一般的に以下のような傾向があるとされています。
残業続きで夜食をとるのはいつも午前O時を過ぎてから。しかも、仕事のストレスからか飲酒量も増大。夜遅くに食事や飲酒をして、そのまま就寝。朝起きても食欲がないため、朝食を抜いてしまう。また、仕事上のストレスもメタボリック・シンドロームにつながるともいわれています。
さらに、果物や野菜の摂取量が少ない質の低い食生活や、喫煙、飲みすぎ、運動不足という傾向もみられます。
そもそも、中年太りの本当の原因は、食べすぎや飲みすぎなどではなく、基礎代謝量の低下にあります。基礎代謝量が低下すると、同じ食生活を続けていても、消費されるカロリーは減り、それはそのまま脂肪となって体内に蓄積されてしまうのです。
2006年に内開府が発表した「体力・スポーツに関する世論調査」によれば、肥満や運動不足を自覚する人の割合が1991年の調査開始以来過去最高(肥満を感じているのは43・4%、運動不足を感じているのは67・6%にも上る)になりました。近年の急激な肥満者の増加の一因は、国民的な運動不足にもあるのかもしれません。
メタボリック・シンドロームから逃れるためには、基礎代謝量を上げ、太りにくい体質をつくること。つまり、毎日の適度な運動が欠かせないのです。
●浅い眠りが肥満のもと
肥満の原因となるのは、運動不足だけではありません。
肥満者のSAS発症率は非肥満者の3倍以上という報告があるほど、肥満は大きな危険因子です。肥満の人はSASになりやすく、その逆もまたしかり、なのです。
そんな悪循環に陥ってしまうのは、患者が十分に深い眠りを得られないからです。睡眠中はホルモンを分泌する内分泌器官にとって「仕事」の時間です。そのため、眠りが浅いと十分な「仕事」ができず、体はさまざまな悪影響を受けます。とくに、成長ホルモン分泌の低下はその最たるものです。後述のように、成長ホルモンには、骨や筋肉の成長を促したり、壊れた筋肉を修復したりするはたらきのほかにも、脂肪を分解するという重要な役目があります。
成長ホルモンがスムーズに分泌されていれば、脂肪は分解され体にたまることもなく、肥満にはなりにくいというわけです。

SAS患者の肥満度

SAS患者の肥満度


●成長ホルモンの分泌量が30%に減少
「体は眠っているうちにつくられる」といっても過言ではありません。
ところが、SASの患者はいびきと無呼吸によって深い眠りができず、成長ホルモンの分泌量が通常の30%にまで減少するとの報告もあります。当然、脂肪分解のスピードは急速に落ちてしまいます。成長ホルモンの脂肪分解能力は平均的な体格の人で1日あたり300kcalあり、これを脂肪の量に換算すると約42gになります。
成長ホルモンの分泌量が通常の30%になってしまうと、単純に考えれば1日あたり約200kcal分の脂肪が分解されずに蓄積されることになり、この状態が毎日続けば、1か月でおよそ880gの脂肪が体内に蓄積する計算になります。わずか1か月の間に1kg近くも体重が増えてしまうのです。
一方、深い眠りが得られれば脂肪も分解され自然にやせられるということです。質のよい睡眠をたっぷりととることが、最も効果的なダイエット方法ともいえるでしょう。

生活習慣病-死の四重奏

肥満は不適切な生活習慣のあらわれです。どんな人でも最初から肥満だったわけではありません。ちょっとした習慣の積み重ねが肥満につながり、それがほかの生活習慣病の温床となるのです。
死を招く代表的な生活習慣病として、高脂血症、糖尿病、高血圧、そして肥満があげられます。ひとつひとつは軽い症状であっても、この4つが肌なると動脈硬化か急速に進行し、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害といった、死に直結する病気を引き起こすリスクが飛躍的に大きくなります。そのためこれら4つの生活習慣病は「死の四重奏」といわれているのです。

SASの合併症

SASの合併症


SASの患者には、これらの因子が多くみられます。つまり、生活習慣病が幾重にも重なり、次第に症状も軽度から重度へと進んでいく可能性が高いというわけです。
虎の門病院でCPAP(シーパップ)治療を受けている忠行の多くは、生活習慣病を合併しています。患者751人中(BMI平均27・7)高血圧は最も高く63・8%、脂質代謝異常が51・1%、高尿酸血症24・6%、糖尿病は17・7%と、実に多くの患者に合併症がみられました(右ページの表参照)。
肥満でない患者も28%いましたが、その62%に高血圧がみられました。このケースでは高血圧の原因は肥満ではなく、SASによるものであることがわかります。
SASの症状をやわらげ、生活習慣病などの合併症を予防するためには、体重と脂肪を減らし、標準的な体型を保つことが不可欠なのです。
●高血圧-静かなる殺人者
高血圧の患者は日本では約800万人、米国においては約5000万人、世界中では約10億人いるともいわれています。しかし、米国ではその約30%は、自分が高血圧であるとは気づいていません。高血圧が「サイレント・キラー」(静かなる殺人者)と呼ばれる所以です。
高血圧は自覚症状がほとんどなく、突然死につながる狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、血圧が高ければ高いほど心臓発作、心不全、脳卒中などを発症する可能性が高くなります。SASの患者が高血圧になる可能性は、健康な人のおよそ3倍ともいわれています。日本における高血圧の基準は、2003年のWHO(世界保健機関)のガイドラインによると、収縮期血圧(最高血圧)140mmHg以上、拡張期血圧(最低血圧)90mmHg以上のどちらか、または両方にあてはまる場合となっています。
ちなみに正常血圧は収縮期血圧120mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満の両方を満たす人です。この正常血圧と高血圧の間を前高血圧段階としています。
WHOの血圧判定基準

WHOの血圧判定基準


 
●SAS患者の約64%が高血圧を合併
実はこの高血圧、SASがもたらす代表的な合併症のひとつでもあります。ハーバード大学が行った研究では、約7万3000人の看護士のうち、いびきを「ほぽ毎日」かくグループは、「いびきをかかない」グループに比べて高血圧の発症率が1・6倍にもなるという結果が出ました。この病気の患者によくみられる肥満は、高血圧の主要な原因のひとつではありますが、太っていない患者にも高血圧は発症します。
では、SASの患者が高血圧になりやすいのはなぜでしょうか。まず、睡眠中に頻繁に起こる無呼吸によって、慢性的に血中の酸素が不足し血管が収縮してしまうことが一因にあげられます。そのような状態にあって、睡眠中に頻繁に覚醒すると、体を休めるための副交感神経がはたらかず、昼間と同じように交感神経が興奮し、心臓から必要以上に多くの血液が送り出されるので血圧が上がってしまうのです。
健康な人は昼間、活発に活動しているときは交感神経が強くはたらき、睡眠中などリラックスしているときは副交感神経のはたらきが優位になります。以上のような理由で、睡眠中にも交感神経のはたらきが優位となり、血圧が上がりやすくなるというわけです。
交感神経優位は、血糖値を高くするホルモンの分泌を促進し、糖尿病の引き金となり、血中の酸素不足は動脈硬化や不整脈にもつながります。これらが絡み合って心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすのです。
また、夜間に熟睡感が得られないことや昼間の眠気からくるストレスも見逃せません。これらさまざまな原因が体のホルモンや自律神経のバランスを崩し、高血圧を引き起こしてしまうのです。
●薬で治らない高血圧はSASが原因
医療の現場では、降圧剤などの薬で治らない高血圧患者の例は少なくありません。これまで高血圧の90%が原因不明と考えられていましたが、SASはその大きな要因であることが明らかになりつつあります。
次のページの表をみてください。心血管疾患患者のこの病気の罹患率が高いことがわかります。なかでも、薬が効きにくい薬剤抵抗性の高血圧の患者では、83%がSASだったという報告があります。
薬剤抵抗性高血圧だけでなく、早朝に血圧が高くなる早朝高血圧でもSASがその原因となっている可能性が高いといわれています。SASの患者は、とくに就寝中に血圧が上昇しやすいためです。
心血管疾患患者におけるSASの罹患率

心血管疾患患者におけるSASの罹患率


虎の門病院で、早朝高血圧の症状があるSASの患者に、CPAP治療を行ったところ、その上昇幅がたった一晩で改善するケースが多くみられました。降圧剤を2種類以上併用してもなかなか血圧が下がらない場合は、真っ先にSASを疑うべきでしょう。実際、研究が進んでいる欧米諸国の医師の間では、高血圧患者にいびきや日中の眠気はないか? SASではないか? と疑いの目を向けてみることは当然のことになっているようです。
この病気はこうした一連の高血圧の原因になるだけでなく、それだけで心血管疾患の大きなリスク因子になると考えられます。CPAP治療を継続的に行えば、血圧を低下させ、それらの病気を抑制できることが、数多くの試験で証明されているのです。

突然死の恐怖

新聞の訃報欄に死因として「虚血性心疾患のため」とあるのをよくみかけます。それだけ死因の上位にランクされているわけで、現在ではこの病が突然死の原因のトップです。
この病気は心筋(心臓を動かす筋肉)に血液が送り込まれなくなったり、その量が減ったりすることにより起こるもので、具体的には狭心症と心筋梗塞を指しています。
心臓をとりまく冠動脈が動脈硬化によって狭くなったり血栓などで詰まったりすると、心臓が酸素不足の状態に陥ります。狭心症では、心筋が死ぬことはありませんが、心筋梗塞では心筋が死んでしまうため、心臓に障害が出たり、手遅れになると死に至ります。
●無呼吸が血管を詰まらせる?
この虚血性心疾患の危険因子となる代表的なものは、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙などです。これらの合併症は、肥満や高血圧になりやすいSASの患者にとっては注意すべきものばかりです。
SASは血管の動脈硬化や血栓を起こしやすい病気です。無呼吸の時間が長くなると、動脈に含まれる酸素濃度が低下し、血圧が高くなったり脈拍が遠くなる一方で、脳の血流量は低下します。その結果、心筋梗塞や脳梗塞などの大きなリスクになることがわかっています。
アメリカでは心血管疾患を扱う医師には「降圧剤で血圧が低下しない場合は、SASの合併がないか調べるように」という教育が施されているほど、その可能性は大きいとされています。
近頃では、動脈硬化や血栓が起こりやすい脳動脈、大動脈、心臓、腎動脈、腎動脈に発症する、血管障害、大動脈瘤、心筋症、脾・腎動脈瘤へのSASの関与も検証されています。
●脳卒中患者の41〜91%に無呼吸あり
脳内の出血や虚血(急性の局所貧血)により引き起こされる脳卒中も死因の上位にランクされています。突然意識不明になり半身マヒなどの症状を引き起こすことがあります。
脳卒中のうち、血管が破れて出血するものを出血性脳血管障害、逆に血管が詰まってしまうものを虚血性脳血管障害といいます。
これら脳血管障害も虚血性心疾患と同様に動脈硬化や血栓が原因とされています。SASはその動脈硬化や血栓をもたらすため、直接的に発症のリスクを高めてしまいます。脳卒中を発症した患者の実に41〜91%に無呼吸の症状がみられたとする報告もあるほど、両者は危険な間柄にあります。
アメリカでは閉経後の女性におけるSASと高血圧や心筋梗塞の関係が注目されています。もともと、女性は閉経を迎えると、女性ホルモンの減少によって動脈硬化が進み、男性なみに虚血性心疾患のリスクが高まることが知られています。ここに肥満やSASが重なればより一層リスクが高まると考えられるのです。
このように、この病気はさまざまな致死性の疾患を合併することが明らかになっています。治療をせずに放っておくことは、命を縮めているようなものなのです。
●忍び寄る糖尿病の足音
SASの患者が合併しやすいのは、糖尿病全体の95%以上を占める非インスリン依存性糖尿病です。これは、若年型ともいわれるインスリン依存性糖尿病と違い、成人になってから徐々に発症する生活習慣病のひとつです。発症には、遺伝的因子のほかに、食べすぎ、肥満、運動不足といった環境因子が大きく影響します。
糖尿病は摂取した糖質(炭水化物)を十分に代謝できなくなるため、血糖(血液中の糖分)が異常に増える病気です。その多くは、膵臓から分泌されるインスリンの不足により起こりますが、SASの患者では、インスリンが十分に分泌されているにもかかわらず、血糖値が高いケースもみられます。
血糖値が高い状態が続くと膵臓のインスリンを分泌させるβ細胞が疲れてしまい、やがてインスリン分泌不全やインスリン作用低下を招き、糖尿病に進行することになります。
糖尿病を発症すると血糖値が上がってしまうのは、本来組織に供給されるべきブドウ糖が血液中にダブついてしまうためです。このとき、必要な栄養がいきわたらない全身の臓器や組織は、飢餓状態にあるというわけです。
この代謝異常の影響は、ほぽ全身の臓器や血管、神経に及びます。症状が進むと、動脈硬化の進行によるさまざまな合併症を引き起こします。たとえば、末梢神経障害による手や足のしびれや、腎臓の機能低下、網膜の障害による失明などが考えられます。

SAS(睡眠時無呼吸症候群)患者の約18%が糖尿病を合併

高血圧と同様に、糖尿病にもSASの患者に共通した、身体的特徴があります。とくに肥満はインスリンに対する生体反応を低下させ、糖尿病を発症させる要因となります。さらに、2004年に発表された大規模な研究結果では、肥満の影響を考慮しても、SASが糖尿病の発症リスクを高くすることがわかっています。
SASが糖尿病を合併する確率は、虎の門病院では17・7%(前述の調査による)、他の病院でも20%前後です。逆に、糖尿病で教育入院(治療に必要な知識習得と治療を目的とした入院)した例をみると半数以上がSASだったという調査もあります。
肥満になりやすいSASの患者は、非インスリン依存性糖尿病を合併しやすくなります。この場合、血管障害の進行を早め、高血圧や高脂血症を合併する危険性が高まってしまいます。
また、睡眠不足は糖尿病を悪化させる危険もあります。インスリンが一日で最も多く分泌されるのは夜間の睡眠中です。前述したように成長ホルモンをはじめ、新陳代謝を活性化させて体重を減少させる作用のあるホルモンも睡眠中に多量に分泌されます。
つまり、適切な睡眠がとれないと、糖尿病の治療で重要な役割を果たしている体重のコントロールも難しくなってしまうということなのです。
このように、SASは直接的、間接的にも糖尿病の発症を促します。重大な合併症を引き起こす前に早期の診断治療が必要です。
●EDの元凶はSASにあり
睡眠は人に休息と安らぎを与え、さまざまなホルモンを分泌する内分泌器官にとっては活動の時間になります。
しかし、SASにおける睡眠時の呼吸障害は、この内分泌器官の活動を妨げ、成長途上の子どもの体に大きなダメージを与えるばかりか、思春期の性的成熟も遅らせます。なかには性的機能低下から今日大きな問題になっているED(勃起障害)に悩むケースも少なくありません。
この症状はまず、頻繁な無呼吸による睡眠障害によって、ホルモンの分泌と、血中酸素飽和度(SpO2)を低下させる低酸素血症を発症します。そのため、男性ホルモンのテストステロンの分泌を指令する脳の視床下部や下垂体のはたらきが停滞し、EDなどの症状を引き起こすのです。
かつては一般的にインポテンツと呼ばれたEDは、ストレスや不安など心理的要因によるものや、糖尿病や動脈硬化などが原因でペニスの血管に影響を及ぼし、十分な血液が流入しないことから起こるものが知られてきましたが、今ではSASによるケースが多いこともわかっています。
EDは、男性にとってはたいへん深刻な病気です。しかし、SASの適切な治療を受ければ、テストステロンは再び分泌されるようになり、EDが改善されることもあります。逆にいえば、EDに悩んでいる患者は、SASなど他の重大な病気が潜んでいる可能性もあるということなのです。
●更年期を迎えた女性も要注意
この病気にかかりやすいのは中高年の男性だけではありません。とくに、閉経後で肥満傾向のある女性は要注意です。閉経後は女性もSASになる人が増え、しかも男性以上に虚血性心疾患などの合併症が重くなるという報告もあります。
にもかかわらず、病院を受診する女性が少ないのは、「夫のほうが先に寝てしまう」「夫婦の寝室が別」「一人暮らしの女性が増えている」などの理由により、女性は自分のいびきになかなか気づきにくく、いびきで病院を受診することにためらいを持つからだと考えられます。
また、SASの疑いで受診する患者には、その特微のひとつである日中の猛烈な眠気が日常生活の障害となったためというケースが少なくありません。しかし、専業主婦の場合、外で働く人に比べて午後の昼寝をとりやすく、強い眠気を異常と感じることなく日常生活を過ごすこともあります。
●女性ホルモンの変化といびきの関係
たしかに、呼吸中枢を刺激する女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)がはたらいているために、女性がいびきをかくケースは少なく、男性に比べればSASになる確率は低いといえます。
しかし、プロゲステロンの分泌が急激に減少する閉経期を迎える40〜50歳の女性はこのかぎりではありません。閉経期には、プロゲステロンだけでなく、もうひとつの女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌も減少します。このホルモンには、体内でつくられるコレステロールを調節するはたらきがあります。
エストロゲンの分泌量が減ってしまうこの時期の女性は、血液中のコレステロールが増え、動脈硬化が進むことで高血圧や心筋梗塞の危険性が高まります。
閉経後は男女とも発症率はほぼ同じになるというデータもあります。ですから、SASに関して「私は女性だから大丈夫」などといった思い込みを持つのはやめて、たとえ女性であっても、男性と同じようにSASになる危険性があるのを自覚していただきたいと思います。

閉経後の女性と高血圧や心筋梗塞

アメリカのナースヘルス・スタディ(看護師を対象にした健康についての研究)という約7万人の女性看護師を対象にした調査から、いびきをかく女性はそうでない女性と比べると、虚血性心疾患になる確率が2倍以上になるというショッキングな結果が出ています。
また、閉経期の女性のSASを放置しておくと、高い確率で高血圧になるという報告や、さらに男性の場合よりも重症化しやすいという報告もあります。
閉経後の女性にとって、SASは高血圧や喫煙などと同じ虚血性心疾患の危険因子と考えられているのです。
閉経期を迎えた女性で、いびきをかくようになり、急に太り始めたなどの兆候がみられたら、SASを疑うべきでしょう。
その場合、高血圧や高脂血症などの合併症を起こしている可能性も高いので、早めに専門医を受診することをおすすめします。
なお、閉経期以前の女性でも、女性ホルモンの分泌に異常があることがわかっていて、いびきをかくようなら注意が必要です。
「告白-睡眠時無呼吸症候群ードキュメント③」主婦M子さん(59歳)
●CPAP治療の意外な効果
M子さんは59歳。子どもたちはみな自立しており、現在は夫と二人暮らし。その夫から「いびきをかいている」と言われるようになったのは、13年ほど前のことでした。M子さんはあまり深刻に考えていなかったのですが、久しぶりに泊まりに来て同じ部屋に寝た看護師をしている娘さんに、翌朝「夜中に何度も呼吸が止まっていたわよ」と指摘されたのです。呼吸が止まっていると聞いたM子さんはさすがに不安になり、娘さんにすすめられるまま虎の門病院を受診しました。
睡眠状態を検査すると、なんと1時間に60回も呼吸が止まっていました。重症のSASと診断されたのです。
会社に勤めているM子さんは、突然睡魔に襲われ居眠りをすることが多々あったことを思い出しました。毎日8時間睡眠をとっているのになぜだろうと、M子さん自身も不思議に思っていたそうです。毎朝熟睡感がなく、睡眠が浅いのも悩みでした。
CPAP治療を始めたばかりの頃は、機器からの強い風に少々驚きましたが、すぐに慣れました。機器を装着して寝た翌朝の寝覚めの気持ちよさは、それまで体験したことがないものでした。今では、SASの治療のため、というよりも「気持ちのよい目覚め」のために毎晩使っているというほどです。
よい睡眠は健康の源です。M子さんもCPAP治療によって、体調の変化によい兆候があらわれ始めました。まず、コレステロール値が減少し、CPAPを使い始めて6カ月で体重が4kgも落ちたそうです。
SASになる原因のひとつは、肥満です。M子さんも担当の医師からやせるようにと、初診のときから注意を受けていましたが、ほとんど減量の努力をすることはありませんでした。それがCPAPを装着するだけで、体重が減少したのです。
SAS患者は、このように適切な治療を行うだけで体重が落ちる人が少くありません。ただしそれだけで満足せずに、さらなる減量によって健康な体を手に入れるためにも、M子さんは運動を心がける必要がありそうです。

SASの検査と治療方法

●疑わしきはまず検査を
道路交通法では、「十分な睡眠時間をとっているにもかかわらず、日中、活動している最中に眠り込んでしまうことが週3回以上あるドライバーは自己申告しなければならない」と決められています。
睡眠障害などで運転に支障が出る場合、改善されるまで免許の停止や取り消しが行われることもあります。また、労働者がSASと診断されたにもかかわらず、十分な治療を受けることなく、勤務中に事故を起こした場合、雇用者側の管理監督責任が問われるケースもあります。
また、「SASと診断された場合に、配置換えになったり勤務できなくなるのでは」と恐れた労働者が、検査に同意しない場合もあるとききます。
しかしこれは大きな間違いです。SASは、治療を受けることで確実に改善される病気です。現在主流となっているCPAP治療では、つけたその日から確実に熟睡が得られますし、翌日から眠気や集中力の低下がなくなります。
検査方法も手軽になってきています。かつては問診票と医療機関にI泊する精密検査のみでしたが、現在では自宅で睡眠時に検査機器を装着して眠るだけで、無呼吸の回数や血液中の酸素飽和度が測定できる簡易検査機器もあります。
本章では、診察から検査への流れ、治療方法について詳しく説明します。
●問診は寝室をともにする家族と
SASは放っておくと命に関わりますが、治療をすれば確実に改善される病気です。少しでも疑いのある場合は、早めに受診すべきでしょう。
一般的な診察の流れ
問診・スクリーニング

基本的な検査
(自宅検査)

確定診断
(入院検査)

治療法の決定

治療(CPAPなど)
それでは、どんな検査が行われるのか、その流れを説明します。
ほかの多くの病気と同じく、最初に問診が行われます。問診では、医師が患者に具体的な症状や過去の病歴などについて簡単な質問をします。ただし、SASの患者は自ら症状を自覚していないケースがほとんどですから、問診には寝室をともにしていて、客観的に状況を説明できる家族の同伴が望ましいといえます。
●問診でたずねられる症状
問診ではまず、ほとんど毎晩いびきをかくか、睡眠中に呼吸が止まるか、肥満の傾向があるか、昼間の居眠りについてなど、SASによくみられる症状についてたずねられます。
いびきをかく患者は自覚症状がない場合がほとんどですから、いびきと呼吸停止については、寝室をともにする家族からの指摘が欠かせません。ちなみに、いびきはSASの患者のほぼ100%にみられる症状です。
■肥満の傾向がある
肥満は、患者の70〜80%にみられる症状です。肥満によって上気道が狭くなりやすいためです。しかし、やせている人でも、あごが小さい人や扁桃腺が大きい人、また高齢者などはSASになりやすいので、やせているからといって安心はできません。
■昼間の居眠り
昼間でも強烈な眠気に襲われ、起きているのがつらくなってしまうのは睡眠が足りていない証拠です。しっかり寝たはずなのに、熟睡感がなく、起床時の頭痛や、体がいつもだるい、仕事への集中力がなくなってしまうのも、SASによる睡眠不足のせいなのです。
SASでは高血圧を併発していることが多いので、問診では血圧測定も行われます。患者の体内では、睡眠中に呼吸が停止することで動脈の酸素濃度が下がってしまいます。そのため心臓が懸命に血液を送り出そうとしますが、逆に血管が収縮してしまうため、高血圧が起きやすくなるのです。
●昼間の眠気度をチェック
問診の次は、スクリーニングヘと移ります。SASであるかどうかを正確に判断するためには精密検査を受ける必要があります。
しかし、この検査は病院に1泊しなければならないほど大掛かりなものなので、その前に、精密検査が必要な、より疑いの強い人を選別するための簡単な検査を受けてもらいます。これがスクリーニングです。
まずは、昼間の眠気の度合いを調べるために、ESSを用いた簡単なチェックを行います。ESSとは、「Epworthの眠気テスト(Epworth Sleepiness Scale)」の略で、昼間どれくらいの眠気を感じているかを指数であらわしたものです。具体的には、表の8項目があげられます。これらは、それぞれ4段階で評価され、合計点数に応じてSASの可能性もしくは程度を判定するというものです。
睡眠中のいびきや呼吸停止には気づくことができませんが、昼間の眠気の程度なら自分でもチェックできるはずです。では、あなたのESSをチェックしてみましょう。
ESSで昼間の眠気度をチェック
次の質問に眠気の程度によって点数をつけてください
□座って読書をしているとき
□テレビを観ているとき
□劇場や会議室など、公の場で座って何もしていないとき
□1時間続けて車に乗せてもらっているとき
□午後に横になって休息をとっているとき
□座って誰かと会話をしているとき
□昼食後(お酒を飲まずに)静かに座っているとき
□自分で運転中に、交通渋滞で2〜3分停まっているとき
得点
0点‥けっして眠くならない
1点‥まれに(ときに)眠くなる
2点‥1と3の中間(ときどき眠くなる)
3点‥眠くなることが多い
得点の合計
9点以下……眠気は軽度です
10点〜14点……病的な眠気です
15点以上……重度の眠気です。SASの場合、重症である可能性があります

睡眠中の呼吸状態をみる

実際に睡眠中の呼吸状態をみるには、まずはパルスオキシメーターや、フローセンサ、アプノモニター、スリープテスターなどの機器を使います。いずれも小型で操作も簡単なので、患者が病院から借りて、自宅で検査することもできます。

■パルスオキシメーター
指先にセンサーをつけて、動脈血の酸素レベルを測る機械です。睡眠中の血中酸素飽和度(Sp02)、つまり呼吸によってきちんと酸素が取り込まれているかどうかをチェックします。
通常Sp02は95%以上が正常値ですが、SASの患者では90%以下にまで低下することもめずらしくありません。
■フローセンサ
鼻と口の先に付けたセンサによって、睡眠中の気流状態をモニタリングし、睡眠中の無呼吸や低呼吸の程度を客観的に把握する検査です。
■アプノモニター
鼻と口にサーミスター(温度変化で電気抵抗が変わる半導体)という小さなセンサーを取りつけ、睡眠中の呼吸による空気の流れを測定します。無呼吸状態の発生状況を記録します。
■スリープテスター
パルスオキシメーターとアプノモニターの機能に、いびきの音や胸部の動きを記録・測定する機能を加えたもの。これによって睡眠中の呼吸の状態をより客観的に記録することができます。
●PSGでより詳しい判定を!
前項の簡易検査で、とりあえず重症のSASであるかどうかはわかりますが、軽症から中等症のレベルを詳しく判定することはできません。また、睡眠中の呼吸状態を集中的に調べるため、睡眠状態まではわかりません。
最終的な診断に欠かせないのが、「睡眠ポリグラフ検査」(PSG)です。その検査項目は大きく分けて「呼吸状態」と「睡眠状態」の2つです。
呼吸状態を調べるには簡易検査にもあるSpO2、鼻と口の気流、気管音などの測定に加えて、体位センサーや胸部バンド、腹部バンドを使用します。
■体位センサー
無呼吸は気道が閉じる仰向けの状態で起きやすいため、その頻度を測定します。
■胸部バンドと腹部バンド
胸部と腹部に巻きつける帯状のセンサーで、呼吸を促す胸とおなかの運動を検知するものです。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は「閉塞型」「中枢型」の2つのタイプに分けられます。胸部と腹部の換気運動がみられる場合は、たとえいびきが一時的に止まったりするなどの無呼吸状態の間も「閉塞型」です。一方、胸部と腹部の換気運動が止まっている場合は、「中枢型」です。
睡眠状態は、心電図や脳波、左右の眼球運動(Rapid Eye Movement :REM)、下顎の筋肉の動きを測定する頤(おとがい)筋筋電図、下肢筋電図によって調べます。
心電図は、無呼吸による不整脈や心拍数の変化を測定します。脳波は、睡眠の深さをチェックします。さらに、眠りの質やステージは、眼球運動にもあらわれますので、頚筋の動きも記録します。足の筋肉の動きを測定する下肢筋電図を調べるのは、足の関節やヒザの間などのむずむずした感覚で睡眠が妨げられる「むずむず足症候群」や「周期性四肢運動障害」の可能性を探るためです。
SAS治療の第一歩は、自分の睡眠の内容と状態を正しく知ること。そのための検査をしっかりすることから始まります。重症と診断されたからといって落ち込むことはありません。
現在では、患者の体への負担も軽く、苦痛もほとんどない有効な治療法が確立されています。むしろ、さまざまな合併症が発症する前にSASであることがわかり、治療が受けられることを喜ぶべきでしょう。
SASは治療さえしっかりすれば、目に見えてよくなる病気なのです。場合によっては、治療1日目から熟随感を得ることも不可能ではありません。

SAS治療の第一選択はCPAP(シーパップ)治療

現在最も効果のある治療法として普及しているのが、「CPAP(シーパップ)治療」です。

CPAP治療のメカニズム

CPAP治療のメカニズム


この治療法は、睡眠時にCPAPという鼻マスクを装着し、小型の装置から一定の圧力をかけた空気を送ることで気道を広げ、無呼吸を防ごうというもの。自宅で継続的にできる治療法です。
この治療法の有効性が報告されたのは、1981年のこと。シドニー大学のコリン・サリバン氏によって、その後約10年ほどでスタンダードな治療法として確立されました。
CPAPを装着したその日からSASの症状が解消され、すっきりした目覚めが体験できます。日中の眠気もなくなり、快適に過ごせるようになるはずです。治療を続ければ、睡眠の質の向上、血圧の低下など、さらに大きな効果があらわれるでしょう。
それでも「鼻にマスクをつけて本当にぐっすり眠れるのだろうか」と不安に思う人がいるかもしれません。たしかに、使い始めの頃は患者の多くに違和感があるものの、すぐに慣れるようですし、もし不具合があっても再調整もできるので心配無用です。
CPAP治療が有効とされるのは、無呼吸・低呼吸指数(AHI‥睡眠中1時間あたりの無呼吸と低呼吸の平均回数)が20以上のケースです。この場合、保険がきくので、月々約4500円前後の自己負担でこの治療を受けることができます。なお、CPAP装置の貸し出しには、毎月の外来受診が義務づけられています。
ただし、AHIが20未満でも、居眠りなどの自覚症状がある、すでに高血圧、脳血管障害、虚血性心疾患などの症状がみられる場合は治療の対象となります。
●CPAP治療のメリット
睡眠ポリグラフ検査によってSASであると診断された患者は、CPAP治療の導入が決まった場合、さらにもう一晩入院することになります。CPAPを使用しながら、血中酸素飽和度(SpO2)や上気道の閉塞状態、いびきの有無、覚醒反応などをチェックします。
そのデータにもとづいて、適切なCPAP治療圧を設定することになります。これをタイトレーションといいます。この圧が弱いと、無呼吸を防げませんし、逆に圧が強すぎるとかえって息苦しくなったり、寝苦しかったりするので、CPAPの効果を上げるには最適なタイトレーションが必要です。
しかし、オートCPAPなら、適切な治療圧を自動的に設定してくれるので、その必要はあまりありません。最近のCPAPはほとんどがこのタイプです。
オートCPAPは、いびき、無呼吸、低呼吸などの睡眠呼吸障害を機械が感知して気道を押し広げる圧力を自動的に調節するものです。
睡眠中の無呼吸の程度は同じ人でも、お酒を飲んだ日や寝ているときの姿勢、またその日の体調によっても気道の閉塞状態は変化し、必要な空気の圧力も変わります。オートCPAPはこうした変化にも対応してくれる優れものです。
このCPAPにはにカードが装着され、90日分の治療経過が記録されるので、この情報をその後の治療にいかすこともできます。ただし、CPAPは空気の圧力を利用して気道を押し広げるものですから、使わなければ無呼吸が起きてしまいます。継続して治療することが重要です。
●鼻マスクの正しい選択とマスクフィッティング
この療法をより効果的なものにするには、鼻マスクの正しい選択とマスクフィッティングが重要です。顔の形やサイズ、曲面は人それぞれ違いますから、顔とマスクとのフィッティングがうまくいかないと、空気もれや皮膚の痛みの原因にもなりかねません。鼻マスクに違和感がある場合は、マスクのサイズや種類を変更し、フィッティングを修正したほうがいい
鼻マスクの選択のポイントは、マスクまわりの空気もれが少ないこと、マスクの重さが1カ所に集中しないこと、の2点です。それでも、口からの空気もれが多い場合は、あごを固定するあごひもが有効なケースがあります。
現在ではマスクの改良が進んでいるので、これまで指摘されていたマスクからもれ出た気流による眼球への刺激や、接触性皮膚炎(かぶれ)などの副作用は、ほとんどみられなくなっています。
最新の鼻マスクには、マスクを空気圧でふくらませることで、装着時の違和感を少なくし、空気もれを防ぐタイプや、日本人の顔の形に合わせて設計されたものなどがあります。ただし、冬場はどうしても使いづらいという人もいます。冷たく乾燥した空気により鼻が刺激され、不快に感じるためです。
対処法には「部屋の温度が10度以下にならないようにする」「加湿器を枕元に置く」などがあります。CPAPのホースを布団の中に入れるのも効果的です。新しいタイプのCPAPには加湿器がついているものもありますので、そちらを利用するのも一考です。

CPAP治療が困難なケース

重症の鼻づまりや、鼻マスクによる圧迫や違和感などを訴える患者には、CPAP治療による副作用があらわれやすいので、治療の継続が難しい場合も少なくありません。副作用として、鼻粘膜の乾燥やうっ血、鼻づまり、鼻出血などがみられます。
これらは、専用の加湿器やステロイドの吸入、鼻腔内噴霧、抗ヒスタミン剤の服用などを併用することで、ほとんどが解消されます。また、鼻づまりであっても鼻ポリープや鼻中隔湾曲症などの症状がみられる場合は、CPAP治療を行う前に、耳鼻咽喉科で適切な処匿を受けなくてはなりません。
●10kg程度やせる人は珍しくない
CPAPを使うことで、熟睡が可能になり、昼間の眠気から解放され、仕事にも集中できるようになります。その効果は、装着後すぐに翌朝のすっきりとした寝覚めとなってあらわれ、患者は、久しく忘れていた本当の熟睡というものを体験します。
この治療法には、思わぬ効果もあります。患者がとくにやせる努力をしなくても、3ヵ月以内で体重が1割程度減る傾向がみられるのです。
虎の門病院でCPAP治療を行ったSAS患者について、治療前後の体重を比べたところ、BMI25以上の人、平均1・7kgの減量、BMI30以上の人では、平均2・9kgの減量に成功していました。
深い眠りによって成長ホルモンの分泌が活発になり、内臓脂肪が減少し、さらには日中の眠気や倦怠感が解消され、生活の質の改善、食事・運動療法への意欲が高まった結果といえるでしょう。
ある調査では、CPAP治療で減量をした人の多くは、4〜5ヵ月の経過で7〜27kgの減量に成功し、と同時に、AHIは1時間あたり14〜50回減少してました。SASの治療が減量にも効果のあることがわかります。
私の経験では、この治療で、体重が押昭程度減る人はかなり多くみられます。なかには90kgから70kgにまでやせた男性、82kgから69kgにまで減量できた女性の患者もいます。
心血管に関連する病気の発生率も、CPAP治療によって、SASではない患者や軽症のSAS患者と同等程度に抑えられることが実証されています。
CPAP治療によって、プロのドライバーの事故率が下がるというデータもあります。別の調査によれば、CPAP治療前に25・8%だった事故率が治療後には2・3%に、14・3%だったニアミスが、わずか1・7%へと激減しています。
もちろん、CPAPだけに頼るのではなく、この病気を根本的に治すための努力も重要です。とくに肥満が主な原因だと考えられる人は、この治療法と並行してダイエットにも取り組む必要があります。CPAPを使えばその意欲が湧いてくるかもしれません。
●ゴルフのスコアものびる!?
実は私自身もSASなので、CPAPをつけて寝ています。これで夜中に呼吸が止まって目覚めることなく、おかげでぐっすりと眠ることができています。
CPAPを使い始めると、7kgだった体重は、最初の1年間で67kgになりました(身長は165mです)。なんと6kgの減量に成功したのです。それ以来、この体重を維持しています。
私が体感した治療の効果は、まずすっきり目を覚ますことができるようになり、日中の眠気がなくなったことでした。深い睡眠がとれるようになったことで、体を動かすことが苦ではなくなったのです。今では10分間のウオーキングに、20分間のゴルフの素振りを毎朝の日課としています。
物事への集中力も増したと感じています。その好影響は、仕事だけでなく趣味にまで及んでいます。
読者の多くと同じく、私もゴルフが大好きで、休日にはゴルフ場に出かけます。朝の目覚めもすっきり爽快ですから、朝一のティーショットから絶好調です。
深い眠りがとれているので、成長ホルモンも正常に分泌されているのでしょう。体は疲れにくく、心なしか筋力もアップ。ドライバーの飛距離ものびたような気がします。抜群の集中力でミスも減り、スリーパットもしなくなりました。良質な睡眠はゴルフのスコアをのばしてくれるといえるでしょう。
いくら練習してもスコアがのびないと首をかしげている人は、SASの疑いあり!?かもしれません。
●月に1度は外来で指導管理を!
CPAP治療によってSASの症状は改善されますが、完全に治るわけではありません。使用をやめてしまえば、もとの状態に戻ってしまいます。
CPAPはあくまで対症療法であり、根本的にSASを治すものではないので、正しい使用方法による治療の継続が必要です。病状の経過観察のために月に一度は外来受診しなければなりません。
経過観察では、CPAPが正しく使えているかどうか、マスクの空気もれや違和感はないか、合併症の状態チェックや、血圧と体重の測定などがあります。
こうした経過観察は、CPAPによる副作用を確認するためにも必要ですし、日中の居眠りなど自覚症状の改善を患者自身が認識することにより、治療を継続するためのモチベーションを高めるためにも欠かせないものなのです。

気道の閉塞状態を改善する外科的治療

いびきには外科手術による治療もあります。具体的には、無呼吸の原因となる気道が閉塞してしまう部分を正常な状態に戻す手術のことです。
外科手術が選択されるケースはいくつかあります。とくに子どもでは、アデノイド(のどの奥、鼻の後ろにある咽頭扁桃とも呼ばれるリンパ組織)や、扁桃の肥大が原因であることが多く、外科手術が第一の選択肢となります。
また、子どものSASは、成長ホルモンの分泌低下による成長障害など、心身ともに重大な問題を引き起こすので、積極的に治療する必要があります。成人でも、若くてやせているにもかかわらず、アデノイドや扁桃、口蓋垂(のどちんこ)が肥大しているなど、原因が明らかな場合には、外科手術も有効な選択肢のひとつとなります。
SASやいびきの治療で広く行われている外科手術に、口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)とレーザー手術(LAUP)があります。
■口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)
まずは口蓋垂、口蓋扁桃、軟口蓋を切除します。次に口腔側と鼻腔側の粘膜を縫合し、最終的には上咽頭部を広く開けることで、突っ張った緊張状態をつくります。この状態を保つことで、気道が閉じてしまうことを解消します。
ただ、手術後に痛みが残ったり、しばらく鼻声になったり、また、液体を飲むと鼻から逆流しやすくなるなどの後遺症が残ることもあります。
■レーザー手術(LAUP)
最近では外科治療にレーザーを使うことも多くなってきました。部分的に切除できるので、痛みが少ない、などのメリットがあります。ただし、対象はいびき治療のみで、SASにはどこまで効果があるのか、まだ正確にはわかっていません。酸素チューブを鼻マスクに接続する「酸素吸入療法」を併用することもあります。
●症状が軽い人にはマウスピース治療
症状が重度でないなら、口腔内装具(マウスピース)を使ってみるのもいいでしょう。マウスピースで下あごを前方に出すと気道が確保されるので、いびきや無呼吸が防げます。この治療法の一番のメリットは、口の中に装着するだけという手軽さにあります。CPAPに比べて使い方が簡単ですし、外科治療のような体への負担も少ないので、長期間にわたり使用できるのではないでしょうか。
また、CPAPを持ち運ぶのがわずらわしい出張時などにマウスピースを使用するなど、併用するケースもあるようです。
ただし、このようなケースは高齢者で歯が少ない人、歯がぐらついている人、または、あごの関節に痛みや障害のある人、鼻アレルギーなどで鼻づまりがある人、咽頭の肥大が激しい人には適用できません。
なお、SASによるマウスピース治療は、2004年の4月より保険適用となり、標準タイプのものなら1万〜2万円の自己負担ですむようになっています。
●マウスピースをつくる
マウスピースは、患者ひとりひとりの歯形をとり、上下のかみ合わせを調整してつくられます。できれば、睡眠障害の専門医と連携のある歯科医師につくってもらうのがいいでしょう。完成までの流れを以下に示します。
①受診—回目
睡眠状態の検査がすみ、マウスピース治療を選択した後に歯科を受診します。歯科医は、検査結果をもとに患者の病状説明を行います。
次は歯のチェック。マウスピースを装着するには、歯の状態が正常であることが必要不可欠です。また、歯石がついている場合など、正確な型取りの障害となるので、歯の治療を優先させます。
その後に歯形をとり、治療に最適なあごの位置を設定します。これを「下顎のタイトレーション」といいます。
②受診2回目
マウスピースの完成後、使い方の指導を受けます。
③2〜3週間後
マウスピースを使い始めて2〜3週間経ったら、朝まで装着できているかどうか使用状況をチェックします。また、いびきや無呼吸の改善がみられたか、家族の感想などをもとに確認します。
使用状況が確認できた後は、マウスピースを装着した状態で再び睡眠ポリグラフ検査を行い、治療効果をチェックします。
検査結果によっては、下顎のタイトレーションなど調整が行われます。
④2〜3ヵ月後
マウスピースと歯のチェックを行います。人によっては2〜3ヵ月の短い期間でも、歯石がたまってしまうことがあるためです。マウスピースは精密につくられているため、わずかな歯石でも違和感のもとになってしまいます。

鼻スプレーと鼻腔テープ

ロ呼吸の原因になる軽い鼻づまりや鼻水を解消するためには、鼻スプレーが効果的です。
しかし、依存性のある薬品もあるので、使用するときは必ず主治医に相談してください。ただし、構造的に鼻づまりがある場合や、鼻腔にポリープがある場合は、鼻スプレーはほとんど効きません。
このほか、薬局などでも市販されている鼻腔を広げるテープなどは、軽いいびきがある人や、ごく初期の無呼吸の症状がみられる人には、効果的な場合もあります。こちらも、使用前には主治医に相談してください。
CPAP治療を受けている患者で、呼吸器や心臓に合併症があり、CPAPだけでは無呼吸や低酸素の状態が改善しない場合、低酸素症状の改善のために、酸素チューブを鼻マスクに接続する「酸素吸入療法」を併用することもあります。
●ダイエットは体重のキープがカギ
SASの症状をやわらげるため、また生活習慣病などの合併症を予防するためにも、体重と脂肪を減らし、標準的な体型を保つことはとても重要です。実際に、ダイエットをすることで無呼吸が減ったり、なかには症状が消えてしまう人もいます。
肥満の原因のほとんどは、食生活の偏りや運動不足など、長年の生活習慣です。ダイエットには「食生活の見直し」と「運動」が欠かせません。しかし、生活習慣を一朝一タに変えることは難しいでしょう。そのため、SASの患者の場合、ダイエットとCPAP治療をあわせて行うのが効果的なのです。
たとえ減量が成功していびきや無呼吸の症状が消えたとしても、油断すれば体重のリバウンドにより症状も再発してしまいます。ダイエットでは、落とした体重をキープすることがより重要なポイントです。
●睡眠姿勢の改善(ポジションセラピー)
いびきや無呼吸の原因は、仰向けになることで、気道が閉じてしまうことです。横向きに寝ることができれば、症状が軽くなったり、場合によっては消えることもあります。ただし、中等度から重度のSAS患者には、ほとんど効果はありません。
横向きに寝ていても、寝ている間に寝返りをうって、いつの間にか仰向けになってしまうことがあります。それを防ぐためには、たとえばふとんの下に片側だけ座ぶとんを敷いて段差をつけたり、枕も同様に左右高さを変えてみたりするのが有効でしょう。
こうした睡眠姿勢の改善をポジションセラピーといいます。ポジションセラピーを手助けするもののひとつとしては、バイブレーション(振動)やアラーム音によって、睡眠姿勢が変わったことを知らせる装置があります。
●禁煙は症状改善にも効果的
タバコは「百害あって一利無し」です。SASの患者にとっても、喫煙はのど粘膜の炎症、血液中の酸素濃度の低下など、無呼吸を起こしやすくするだけです。ナイトキャップと呼ばれる就寝前の少量のお酒は、ときに人を心地よい眠りにやさしく誘ってくれます。しかし、SASの患者の場合、少量のお酒でも、いびきや無呼吸障害の原因になりがちです。少なくとも就寝前4時間以内の飲酒は控えるようにしてください。睡眠導入剤や抗不安薬、筋弛緩薬などの精神安定剤などをのめば熟睡できそうですが、SASの患者の場合は、咽頭の筋肉が弛緩するために気道が閉塞しやすくなるので、むしろ逆効果といえます。
アルコールや精神安定剤は、脳のはたらきを鈍くするため、無呼吸を長引かせるリスクも考えられます。睡眠導入剤や筋弛緩薬をやめて点鼻薬を使うなどの方法もありますが、服用については主治医に相談しましょう。
●自己判断はいけません!
このように、SASの治療には、CPAPをはじめ外科手術、マウスピース、薬物療法、ダイエット、ポジションセラピーなど、さまざまな方法があります。しかし、どの治療方法を選択し、また自覚できる効果があったとしても、その効果を患者が自分で判断するのは危険です。どんな些細なことでも、主治医と相談することです。症状は体重の増減や加齢、さらに生活環境や職場環境によっても変化するので、定期的に睡眠ポリグラフ検査を受けて、正確なデータをもとに治療効果を検証することが重要です。
選択した治療によって効果を上げていても、ある日、再び昼間の居眠りが始まったり、いびきを指摘されるようになることもあり得ます。
このような場合は、症状が悪化していることも疑われますので、速やかに主治医に相談しましょう。別の治療法を提示されたり、複数の治療法を組み合わせるなど、適切な「処方箋」が示されるはずです。
とくに重症度の患者の場合は、勝手に治療をやめてしまうと死を招いてしまうことにもなりかねません。効果を上げるためにも、「治療ストップは死への一里塚」を肝に銘じて、定期的に主治医の診察を受けるようにしましょう。治療には、患者と医師の十分なコミュニケーションが何より重要なのです。

「告白-睡眠時無呼吸症候群-ドキュメント④」Dちゃん(4歳)
●あきらめないI SASは絶対に治る
生後しばらくして、両親はDちゃん(女児)の寝ている姿に異常を感じました。夜中に何度も「ガコガコ」と苦しそうにしていたのです。異常に気づいた両親は医師に相談
してみましたが、原因はわかりませんでした。しかし、1か月健診で普通なら1kg増えているはずの体重が180gしか増えていなかったことが判明。初めてDちゃんの異常を認めた医師は検査を行いました。診断結果は「舌根沈下」。Dちゃんが仰向けの状態で寝ると、舌はのどの奥に沈み込み、気道をふさいでしまっていたのです。
両親の努力の結果、生後7ヵ月目でようやくきちんと検査してくれる病院をみつけました。検査の結果、睡眠中の血中酸素飽和度(動脈内の酸素の値)の数値から重症のSASであることがわかったのです。Dちゃんの成長障害は、成長ホルモンの分泌を促す深い眠りが得られなかったために起こったものでした。医師から告げられた「気管切開しかない」という言葉に両親は大変なショックを受けました。声が出なくなるなどのリスクも大きいが、他に頼る術はない、とのこと。「も
っと安全な方法があるはずだ」と、医師の説明に納得のいかなかった両親は、いろいろな病院を駆けずり回りました。そんなときCPAP治療が子どもにも有効かもしれないとの話を聞き、虎の門病院にやって来たのです。
この当時、わずか7ヵ月の赤ちゃんへのCPAP治療は、日本では過去に例がありませんでした。赤ちゃん用の小さいマスクの輸入も初めてのこと。しかしDちゃんは治療にもすぐに慣れ、安らかな寝顔を見せるようにもなりました。治療開始後すぐに変化はあらわれました。起きている間も機嫌がよくなり、食欲もでてきました。両親が何より驚いたことはDちゃんが大きな声を出して笑ったこと。生まれて初めて見せた笑顔が、両親の疲労と不安をかき消してくれたことでしょう。
その後、Dちゃんは治療のおかげもあり、順調に成長し、心配された身長や体重も平均値に近づきつつあるようです。人並み以上に活発に遊び回り、兄妹喧嘩でも負けていません。Dちゃんは今では元気に幼稚園に通っています。

睡眠薬の通販サイトは、こちら→お薬館

-睡眠
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

レム睡眠という不思議な眠り

目次1 矛盾した睡眠2 デメントのレム断眠実験3 レム睡眠と脳の活動レベル4 記憶とのかかわり レム睡眠という不思議な眠り 矛盾した睡眠 すでに述べたように、レム睡眠時の人体には、非常にユニークな生理 …

睡眠は25時間サイクル?

目次1 ずれてゆく睡眠パターン2 洞穴の中で暮らしてみると3 遅い時計と早い時計4 「眠りの扉」と「睡眠禁止ゾーン」 25時間サイクルの睡眠 ずれてゆく睡眠パターン このページでは、「睡眠/覚醒」とい …

睡眠と夢.3

目次1 睡眠中に夢が私たちに語るもの2 明晰夢3 R氏の奇妙な夢 睡眠と夢.3 睡眠中に夢が私たちに語るもの インスピレーションとしての夢 夢について語るとき、どうしても避けて通ることのできない問題が …

快適睡眠のための処方箋

目次1 夢分析2 動物も夢を見る?3 睡眠にまつわる噂4 寝る時の姿勢5 受験で睡眠時間を削るのは6 睡眠中は乗り物酔いしないのはなぜ?7 電車で眠くなるのは?8 冬山で遭難すると眠くなる9 【コラム …

上手に早寝

目次1 ジャージよりもパジャマのほうがよく眠れる2 寝室は、ちょっとくらい明るくていい3 朝5時起床が身体にいいのには、科学的理由がある4 深夜に送信したメール、翌朝に後悔する理由5 「低血圧=寝起き …