睡眠薬通販・販売|エスゾピクロン・バスパー・眠剤の個人輸入

睡眠薬の種類・強さ・副作用・分類とその特徴・効果・口コミ

睡眠

不眠症は怖い.2

投稿日:

不眠症は怖い.2

ホメオスターシスの働き

ペースメーカーというと心臓に装着するペースメーカーがよく知られていますが、私たちの体の中には、生体リズムを形成するペースメーカーXとYがあると言われます。この2つのペースメーカーは自律神経の交感神経と副交感神経と同じように、互いに影響しあって、私たちの一日の生体リズムをつくっています。
このペースメーカーの基本リズムは25時間周期で、地球の自転より一時間長いことから、私たちの体は一日一時間を調節しながら生活していることになります。
ところが、このリズムが何らかの理由でおかしくなると、体の恒常性を維持する機能が狂い出しストレスとなって、体のそれぞれの器官や働きに影響を及ぽすと言われます。
実験医学の祖と言われる19世紀中ごろのフランス人C・ベルナールは、生体の細胞にくまなく流れる血液とリンパ液を取り上げて、これを「内部環境」と呼びました。
内部環境は生体の各器官や臓器の働きに影響を与え、この内部環境が体の平衡を保ち、常に一定の状態に保持することが、健康にとってもっとも重要なことだと唱えました。
内部環境に対して「外部環境」とは、気温や温度、気象など私たちを取り巻く環境のことを言いますが、ベルナールはこの外部環境が変化しても内部環境が常に一定に保たれることが重要であると説いたのです。
このベルナールの考え方をさらに発展させたのが、アメリカ・ハーバード大学の生理学教授W・B・キャノンです。
キャノンは今から50年程前に、生体が。ハラソスをとることを「ホメオスターシス」(homeostasis)と呼びました。ホメオとは「同一」、スターシスは「一定の状態」という意味を持ちます。つまり、生体のブドウ糖やタンパク質、脂肪、電解質、酸素濃度、体温などが、たとえ外部の環境がどう変わっても、生体内では一定に保たれることを言うわけです。
たとえば、私たちの体温は、外部の気温が上昇しても、遂に下降しても、ほぼ一定に保たれています。春夏秋冬、季節ごとに体温が変わるということはありません。これは、体の中でホメオスターシスがちゃんと働いているからです。
塩からいものを食べると喉がかおいて水が欲しくなるのも、ホメオスターシスの働きです。
食塩をとりすぎると、血液中にナトリウムの量が増えます。すると、血液中の塩分濃度を薄めて一定の濃度を保つために、私たちの体は水分を欲するのです。
このように、私たちの体は外部環境がストレスになった場合、つまり生体リズムにズレが生じたとき、内部環境は自律神経系、免疫系、内分泌系の調節機構を使ってそのストレスに適応しようとします。
睡眠も、この生体リズムにのっとった、内部環境的な自然の働きなのです。
時差ぼけはなぜ起こる?
生体リズムにズレを生じて起こるものの代表格が時差ぼけです。今日、海外旅行はかなり一般的になっていますので、多くの人が時差ぼけの経験があるのではないかと思います。夜中に目が覚めて眠れなかったり、遂に昼間なのに眠くなったりします。これは短時間で現地に行ったり来たりするため、体の中の体内時計がまだ出発地の時刻のままでいるためです。
国際線の乗務貞257人を対象に行った時差症状の調査によると、症状のトップは睡眠障害、次が眠気、精神作業能力低下、疲労感、食欲低下、ぼんやりする、頭重感、胃腸障害、目の疲れという順でした。
一般に時差ぼけというのは、この精神作業能力低下を言います。簡単な足し算や引き算ができない。できても答に自信がない。単語や数列の度忘れが激しい。電話番号がすぐに出てこなくて、電話がかけられないなどといった現象となって現われます。
時差症状はその人の24時間リズムが現地の昼夜のリズムとズレることで起こるので、できるだけ早く現地の時刻に生体リズムの時刻を合わせれば治ります。生体時計の時刻合わせは、太陽の光がもっとも強い力を持っているので、現地の朝にできるだけ光を浴びるようにすること。遂に、現地の夜は部屋を暗くすること。夜に明るい光を浴びると脳はまだ昼間だと認識して、なかなか眠りに入ろうとしなくなってしまうのです。
大事故は夜中の2時から4時に起こる?
眠気の程度は2時間リズム、12時間リズム、24時間リズムと強くなり、眠気のピークは早朝の4〜6時がもっとも強く、次に午後の2〜4時が眠いのだそうです。居眠りはこの眠気のリズムにそって発生します。ところが、夜中の眠気はピークになる前に居眠りが始まってしまうので、たいていの事故はピークよりも1、2時間早く起こるのだと言います。
科学警察研究所交通安全研究室がまとめた、居眠り事故の資料によると(1997年)、交通事故が原因の人身事故で、死者の出る割合は1・2%。ところが、居眠り事故に限って調べると、この数字は5・9%に跳ね上がると言います。
居眠り事故の発生率は、夜間と日中の2〜4時に高いことがわかっています。これは、まさに眠気のリズムと一致していて、事故の背後には生体リズムが深く関係していることが証明されています。
事故は人間の生体リズムの証明ですが、ふだんの生活の中でも、同じようなことが言えます。夜間と日中の2〜4時は要注意の時間帯です。前夜に遅くまで起きていたとか、徹夜をしてしまったなどという場合は、自分の注意力がきわめて散漫になっているわけですから、注意をしても注意しすぎるということはありません。人間の本能的な習性を知っておくことは、大切なことです。

不眠に悩まされるとき

さて、ここで現代人に多い「不眠症」について述べてみましょう。
不眠症というのは、睡眠時間とは関係なく、眠れないと感じる苦痛のことであって、毎日7時間眠っていたとしても、眠れないという苦痛を感じているなら、それは不眠症だと判断されます。
不眠は、寝つきが悪い、寝つきが苦しい、眠りが浅い、夢が多い、熟睡できないなどさまざまな症状として現われます。
よく見られる不眠症とは、眠ろうとして眠りの中に沈んでいけない苦痛があり、また朝目覚めたときや昼間も、十分に眠っていないことが気にかかり、体の調子がすぐれないという状態を言います。
眠りと目覚めは、私たちの体にそなわった基本的なリズムの一つです。寝だめや起きだめはできません。正常な体の働きを維持するためには、毎日何時間かの睡眠は不可欠です。
しかし、病気によってその睡眠がとれなくなる場合があります。エコノモという人が発見した嗜眠性脳炎というウィルスによる病気が、睡眠がとれなくなる病気として知られています。これは脳幹と呼ばれる間脳から中脳にかけて炎症が起こる病気で、ひどい睡眠が起こる場合と不眠が起こる場合とがあるので、このあたりに睡眠をつかさどる中枢があるとされています。
また、病気に関係した不眠には、動脈硬化症や高血圧症、精神病にも不眠が見られることがわかっています。
病気による不眠ではなく、もっとも一般的な不眠は次のようなものです。世の中にはおそらく不眠の苦しみを知らない人は大勢いることでしょう。そのような人は、
寝床に入って眠ろうとすると自然と眠りについている人です。ところが、反対に寝つきの悪い人もいます。眠ろうとして眠れず苦しみ悩むのです。神経質な人は眠れないと、まず翌日のことが気になります。眠らなければ、翌日は体の調子や頭の調子がよくないままで一日を過ごさなければならないという心配が襲います。
一定の時間を眠らなければ明日一日の体の調子が心配になるため、早く眠りに落ちたいとあせり、一種の強迫観念じみた苦痛をおぼえます。ですから、不眠症というのは、眠れないという苦痛であって、眠れなくてもそれに苦痛を感じなければ不眠症とは言いません。
眠れない苦痛を寝床で感じ心的緊張は高まり、そのために引き起こされた興奮からいっそう眠りに落ちることが難しくなるのです。こういうタイプの不眠がもっともよく見られるタイプです。
不眠症だけがその人の症状といった場合はさほど心配ありませんが、その人に昼間、疲労感、頭痛、記憶力減退、作業能力減退、注意散漫、集中力不能といった病状が見られる場合には、神経症を疑わなくてはなりません。これには医師の診断が必要です。

生体リズムは逆転しない

世の中には、多くの人が眠っているときに働き、多くの人が働いているときに眠るという生活の人もいます。公共的な仕事、あるいは緊急の場合がある職種では、24時間の勤務制がしかれているところもあります。
こういうところに勤務する人からは、睡眠障害の訴えが多いのが事実です。たとえば、夜の11時に勤務につき朝の8時までという勤務者の睡眠障害の訴えは、日勤の人の5〜6倍に達すると言います。
夜勤の場合、睡眠は日中にとることになります。
日中の睡眠の場合、睡眠を妨害する騒音は交通騒音などの外の騒音より、子どもの声、電話、テレビの音など身近な音が気になるという結果が出ています。それらの音が気になるという割合は、夜に寝る日勤の人の10倍です。そして、睡眠時間は日勤の57%に減少すると言います。
夜勤の睡眠時間が極端に短くなるのは、体温と睡眠時間の関係によります。
睡眠というのは、低体温のときに安定して持続して、反対に高体温のとき持続が不安定になり、短くなるという特徴があります。ですから、夜勤明けの日中は体温が上昇期に入っているから、午前中に寝ても昼過ぎには目が覚めてしまうことになります。午後3時〜4時の最高体温期では持続はわずか1、2時間で、しばしば中途で目が覚め、睡眠が中断してしまいます。どのように眠る環境を整えても、夜勤明けの睡眠は短く不安定で、およそ4〜6時間といったところです。
でも、こういう生活も慣れると、むだな緊張や不安もなく睡眠も上手にとれるようになり、ストレスはかなり軽減されるという人もいます。ところが、昼夜逆転しても人間の中の生体リズムが逆転するということはなく、長く続けると、レム睡眠の出現が減少して、中途覚醒が増加してきて、そして、やがていろいろな失調や障害の兆候が出てくると言います。これは、「夜勤病」と呼ばれています。
この病気は、長期にわたる昼と夜の逆転生活によるストレスにさらされて起こります。胃腸障害や呼吸器疾患が多く、とくに胃・十二指腸潰瘍、胃炎、便秘や下痢といった消化器疾患が起こりやすいのも特徴です。
人は標準サイクルにさからって、自分勝手なサイクルを続けるようにはつくられていないのです。夜勤は、逆転生活が引き起こす身体的なストレスと、家庭生活や社会生活とのズレから起こる心理的ストレスが複合して、複雑な構造となります。十分な休養が必要だと言われるのは、夜勤が反生理的な行為そのものであり、前述のような心身のストレスや障害が心配されるからなのです。
この例は、職業上やむをえない場合ですが、「夜型人間」が多い最近の傾向を見ると、注意しなければならない点が多々浮かび上がってきはしないでしょうか。

夜型社会の睡眠不足の危険性

NHK放送文化研究所が、睡眠生活習慣の変化について1960年から1995年まで5年ごとに調査をしています。
この調査によると、私たちの社会が急速に「夜型化」しているのがわかります。
国民の50%が就寝または起床する時刻を平均時刻とみなして、平日、土曜、日曜を比較すると、1960年では曜日にかかわらず6時に起床し、夜の22時には就床しています。
ところが、5年後の65年には、起床時刻は6時でそのままで、就床時刻は土曜、日曜で15分から30分遅くなっています。
起床時刻はその後90年まで、平日は6時30分、日曜は7時です。土曜が休日になったのは89年以降ですから、この間の起床時刻は土曜と平日はほとんど変わりません。
就床時刻は日曜が一番早く、平日、土曜の順に遅くなり、70年に入るとまず、平日と土曜が30分遅れ、22時30分になります。
続いて75年から日曜も就床が22時30分になると、平日と土曜はさらに15分から30分遅くなり、90年には日曜就床が23時となります。
95年では、平日の起床が6時30分で変わらないのですが、土曜が15分遅れて6時45分、日曜が7時となってきます。これに対して就床時刻は、95年になると日曜と平日が23時、土曜が23時30分となってきます。
このように、徐々に夜寝るのが遅めになってきます。「宵っ張りの朝寝坊」のパターンがだんだんはっきりしてきます。
70年代までは、夜の22時は「深夜時間」の始まりでした。放送も、22時からは「深夜放送」だったのですが、その後、85年では深夜は23時になってきました。しだいに増えつつある夜型人間のための深夜放送も番組が豊富になってきました。いつの間にか夜の22時が深夜という一般通念も消え去ってしまったのです。
前述したように、日本人は世界でもきわだった短眠の「夜型人間」です。大人も子どももすべての日本人たちが、産業、経済、社会すべてを巻き込みながら「総夜ふかし人間」に向かってなおも邁進している、世界にも例のない現象が進行しています。
「眠らないことが現代人」などといった宣伝コピーに踊らされて、お金を消費し、時間を消費し、寝る時間を捨てている。これは、外国人にとっては、一種の狂気と映っているのではないでしょうか。

「キレる子ども」の背後に睡眠不足が

大人社会の夜型化が子どもにも浸透しています。子どもの睡眠時間短縮化もますます進んでいます。この30年で、小学生の睡眠時間はおよそ40分も短くなったと言います。短眠は進化の証なのでしょうか。いや、反対に不健康の証なのです。
今、子どもたちの間に大人と同じような「成人病」が増えていたり、骨折しやすい子どもが増えていたり、肥満、ストレス、神経症など大人顔負けの病気予備軍が増えているのは、この睡眠時間が短くなったことと関係はないのでしょうか。
成長期の子どもにとって、規則正しい生活は絶対大切なことです。睡眠、食事、運動、勉強、交友などどれも大切ですが、とりわけ生きていく上で基本となるのは睡眠であるはずです。この睡眠がきわめて短い期間に急に短くなっているのですから、身体に何らかの影響がないはずはありません。
子どもたちの心身の発達やその状態に現われる歪みについては、すでに多くの警告が出されています。
たとえば、東京都の小中高生一万3471人を対象に行った調査では、寝不足を感じている子どもの割合は、小学生が40%、中学生が60%、高校生では70%に達しています。
その理由として、「何となく」が37%、「テレビを見ていて」が33%、「なかなか寝つけない」27%、「勉強」が19%でした。
つまり、さしたる目的もなく夜ふかしをしている子どもが増えていることを表しています。
では、彼らの体調や心の状態はどうなっているのでしょうか。
「眠い」「横になって休みたい」「目が疲れる」「体がだるい」「急に立ったときめまいがする」「肩がこる」「談や手足が痛い」……等々、睡眠不足の中高年の訴えとほとんど変わらない悩みが存在することがわかったのです。
「大声、暴れたい」「イライラする」等、精神症状も訴えています。今問題となっている「キレる子ども」の背後に、夜型社会と睡眠不足が深くかかわっていると考えられるのです。
このように、日本には睡眠不足が慢性化し生活リズムが歪んだ子どもたちが蔓延しているのです。

朝食を食べない子どもたち

睡眠不足と同時に問題なのは、朝食を食べずに登校する子どもたちが多いということです。
大学生から小学生まで、約20〜30%の子どもたちが朝食を抜いて登校する実態が浮き上がっています。育ち盛りの子どもたちが、朝食を抜くということ自体、きわめて不健康な生活だと言わざるをえません。
理由は何であれ、エネルギーの蓄積ができない子どもたちにとって朝食をとらないということは、きわめて危険なことなのです。
朝食の意味は、いまさら説明するまでもないでしょうが、大事なことですからもう一度まとめておきましょう。
目が覚めた後、体温を上昇させたり、脳を活性化させるためには、エネルギー(朝食)が必要です。
脳はブドウ糖を大量に消費する器官です。成人の脳なら一日120ダラムのブドウ糖を消費しますが、これは全エネルギーの3分の一に匹敵します。エネルギー源はダリコーゲンとして肝臓に蓄えられ、必要に応じてブドウ糖に変換され、脳や他の器官に送られます。
朝は筋肉を動かして体温を上げなくてはならないので、グリコーゲンはどんどん消費されていきます。脳にまわるエネルギー源は乏しく、脳にとっては危機的な状況なのです。
それで、朝食をとらずに登校すると、ブドウ糖の補給ができていないので、体はだるく頭はぼんやりするということになります。先生の話にも身が入らない、キレるといった現象が生まれることになるのです。
睡眠不足は、根本的に大きな問題です。ほんとうに子どものことを考えるのであれば、健全な睡眠としっかりとした食事をとれる家庭生活から見直していかなければ、今後も大きな
問題としてさまざまな影響を及ぼすと考えられるのです。

睡眠薬通販サイトはこちら

-睡眠
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

睡眠は25時間サイクル?

目次1 ずれてゆく睡眠パターン2 洞穴の中で暮らしてみると3 遅い時計と早い時計4 「眠りの扉」と「睡眠禁止ゾーン」 25時間サイクルの睡眠 ずれてゆく睡眠パターン このページでは、「睡眠/覚醒」とい …

体外にある不眠や過眠の原因

目次1 外在因性睡眠障害2 不適切な睡眠衛生ー日常の行動習慣が原因3 環境に原因のある睡眠障害がある4 睡眠不足の常習者はさまざまな症候を示す5 食物のせいで不眠がおきる6 皮肉にも睡眠薬が睡眠障害を …

不眠症

目次1 不眠症(原発性不眠症・神経症性不眠症)2 薬原性不眠3 身体疾患による不眠4 精神疾患による不眠5 脳器質性疾患による不眠(痴呆を含む)5.1 せん妄に伴う睡眠障害5.2 生体リズムの異常に …

睡眠覚醒リズムの乱れ

目次1 非24時間睡眠覚醒症候群2 夜型人間の悩み–睡眠相後退症候群3 時間療法と光療法4 夜も働く人々ー交替制勤務睡眠障害 睡眠覚醒リズムの乱れ 非24時間睡眠覚醒症候群 睡眠覚醒リズム …

睡眠時無呼吸症候群は病気です

目次1 いびきのメカニズムと危険ないびき2 睡眠時無呼吸症候群(SAS)をチェックする簡単な方法3 米国のSAS対策の進展4 子どものいびきの原因5 睡眠の問題が引き金になった世界の大惨事6 睡眠時無 …