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不眠症は怖い

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不眠症は怖い

5人に1人が不眠症?
肩こり、腰痛は日本人にもっとも多い症状だと言われます。確かに、あなたの身のまわりを見ても、かならず1人2人は、この症状を訴える人がいるでしょう。
肩こり、腰痛に負けず劣らず、最近増えている症状が不眠症だそうです。
そういえば、寝つきが悪い、熟睡した感じがしない、一晩に何回も目が覚めるなどの症状を訴える人の声を聞くようになりました。
24時間営業のコンビニには客が途絶えることがなく、自分の部屋では深夜番組や朝までのワールドイベントなどにくぎづけになっているのが昨今のライフスタイルですから、さぞかし夜ふかし人間ばかりが増えて、当然、不眠症に陥っている人も大勢いるのではないかと想像できます。
では今日、いったい、どのくらいの人が不眠の悩みを抱えているのでしょうか。
こんなデータがあります。国立公衆衛生院の疫学部長と主任研究官が、対象者の偏りを極力少なくした方法で、平成9年に、「日本人成人における睡眠障害の有症率に関する横断調査」という調査を行っています。具体的には対象者2800人のうち1889人から回答が得られて、そのうち解析に用いることができたのは1871人(有効回答率66・8%)でした。これは、この種の調査にしては驚異的な回収率なのだそうです。
この調査では睡眠障害の各症状が次のように定義されました。
①入眠困難……過去一ケ月において一週間に3回以上、寝床についても30分以上寝つけなかったもの。
②中途早朝覚醒……過去一ケ月において一週間に3回以上、夜間または早朝に目が覚めたもの。
③不眠症……前述の入眠困難と中途早朝覚醒のどちらか、あるいは両方があったもの。
④眠剤(睡眠薬)の使用……過去一ケ月において一週間に3回以上、眠るために薬を服用したと回答したもの。
⑤睡眠の質の悪さ……過去一ケ月において睡眠の質が「非常に悪い」あるいは「悪い」と回答したもの。
調査の結果は、こうでした。
不眠症が男性で17・3%、女性21・5%(うち入眠困難は男性8・6%、女性12・6%。中途早朝覚醒は男性12・9%、女性16・2%)。睡眠の質の悪さは男性17・8%、女性20・2%でした。
つまりは、20歳以上の成人のうち約5人に1人は、何らかの睡眠障害を訴えているという結果が明らかにされたのです。

ストレスの増加も大きな原因に

今日の私たちは、不眠によって、生活リズムという大きな歯車がきしみ、狂い出しているようです。多くの人たちが、どこかおかしいと気づき出しています。
不眠の原因の1つが、ストレスだと言えます。今日ほどストレスが大きな問題となった時代はなかったでしょう。人間関係の悩みや子どもの問題を抱える親の悩み、異性間の悩み、病気の悩み、就職の悩み、借金の悩み、自分の性格の悩み等々、人間は悩める生き物ですから、数えあげればきりがありません。それも適度なストレスは私たちにとって必要なものですが、過度になると、心の病や身体的な病気、日常生活への支障となって現われてきます。
私たちは、いつもいろいろな悩み事で脳を緊張させています。緊張はそのまま続くと脳を歪め、ひいては病気を引き起こすことが最近の研究でわかっています。今日のストレスの原因の一つに、「体内時計」の乱れがあるでしょう。
私たちは、体の中に、ある時計のリズムを持っていますが、このリズムが乱れると、ストレスを引き起こします。私たちが持っている時計とは、朝、日の出とともに起きて、日の照っている間は働き、日没とともに体を休ませるという一日のリズムです。人類が地上に誕生して約50万年の間につくられた生体リズムとも言えます。私たちの文明に電灯が出現したのはたかだか100年前ですから、人類史という長いスパソで見ると、電灯のある生活になってからまだ少ししかたっていないことになります。
つまり、私たちの体には地球の自転に沿った周期が身についており、朝になると自然に目が覚め、昼になると活動し、夜になると眠くなるという周期的なリズムが私たちの一日を支えているわけです。
成長ホルモンのように体の修復や発育を受け持つホルモソは、夜間に高いリズムを示します。とりわけ寝入ってから3時間ぐらいの間は、これらの成長ホルモソが活発に動き回る大事な時間帯なのです。皮膚の細胞分裂も寝入りばなが一番盛んですから、夜ふかしや不眠症は美容には天敵なのです。
また、病気からの回復のために重要な働きをする免疫系も、一日のリズムがあります。血液中のリソパ球のような免疫細胞の数と働きは、就寝前から高くなり始め、入眠後3時間でピークに達すると言います。「眠るのが何よりの薬」と言われる所以です。

睡眠のメカニズムー脳波で知る

宵っ張りの現代人は、不眠によって体調を崩したり、病気になったりと、眠れないことが生活する上で大きな障害になっていることが報告されています。
睡眠は、太古の昔から私たち人間が生きていく上で体の機能に刷り込まれた行為です。この行為が最近おかしくなっているのですから、ちゃんと原因を突きとめて、快適な生活ができるようにしなくてはなりません。そのためには、人間にとってもっとも大切な行為の一つである睡眠のメカニズムについて、もう少し知っておく必要があるでしょう。
睡眠とはいったい何かと聞かれても、それは夜になって自然に眠ることだろうぐらいにしか、ふつうは答えられません。しかし、これを科学では、「睡眠は人間や動物の内部的な必要から発生する、意識水準の一時的低下現象であり、かならず覚醒可能であること」といった言い方をします。
つまり、催眠や薬物などによって、睡眠とよく似た意識の低下状態になったとしても、内部的な必要から生じたものではないので、催眠や薬物による眠りは睡眠ではないというわけです。また、昏睡は覚醒が可能ではないので、睡眠とは認められないと判断します。
一応このような科学的定義を念頭に入れながら、話を進めたいと思います。
睡眠の研究では、よく脳波や眼球運動、骨格筋の筋電位を測って、眠りの深さや状態を判定します。
そのうち脳波は、意識変化をよく現わすので、今日、睡眠ポリグラフ法の中心的方法として活用されています。
脳波の測り方は、髪をかきわけて頭皮を出し、アルコール綿でよくふき取った後、その頭皮2箇所に電極を取り付けます。その電位差を測定し、波形に表したものが脳波です。
脳波には、そのパターンがはっきりと現われます。
意識がはっきりと目覚めた状態では、13ヘルツ(一秒あたり13回の振動)以上の速い波が現われます。これがベータ波です。
つぎに、目を閉じて安静にしていると、8〜13ヘルツの律動波が現われます。これがアルファ波です。
深い安静状態に入ると、アルファ波の出現パターンが断続的になり、やがてまどろみ状態になると、4〜8ヘルツのシータ波が現われます。この状態では、外から見ると目を閉じて静かにしており、眠っているように見えますが、実際は「うとうとしていたが、眠ってはいなかった」という半醒半睡状態なのです。
さらに進むと、やがて14ヘルツ前後の糸巻き状の波が現われます。眠りの中程度の段階です。
さらに眠りが深まると、脳波の周波数は4ヘルツ以下になります。これがデルタ波です。感覚、知覚とも感度は著しく低下して、少々の音では目を覚ましません。もっとも深い眠りの段階です。

脳波と意識水準

脳波と意識水準


脳波の特徴は、覚醒水準が高いほど周波数が高くなることです。
1953年に、「レム睡眠」が発見されるまで、脳波万能主義の時代だったのですが、脳波と同時に眼球運動と骨格筋の筋電位を測定しないと、睡眠状態は正しく判定できないことがわかり、今日では、これらをすべて測定する測定法が一般的となっています。

眠りのメカニズムーノンレム睡眠とレム睡眠

ノンレム睡眠とレム睡眠、この用語はどこかで聞いた覚えがあるでしょう。睡眠がテーマのときにはかならず出てくる用語です。
私たちが眠り始めてから一時間半から2時間すると、脳波パターンが突然アルファ波とシータ波が混在する、入眠時とよく似たパターンに変化します。ところが、このときはふつうのまどろみ状態のときと追って、閉じたまぶたの下で眼球が左右に急激な運動を繰り返します。この運動をrapid eye movement(ラピッド・アイ・ムーブメント)、その頭文字を取ってREM(レム)と呼ぶのです。そして、それ以外の睡眠をレムのともなわない睡眠ということで、ノンレム睡眠と言うようになったのです。
レム睡眠にはどのような特徴があるのでしょうか。
レム睡眠時は、まどろみの状態の脳波を表し、骨格筋の脱力が観察される、というのが大きな特徴です。
レム睡眠は入眠後90分ごとに出現することもわかっています。一夜の睡眠では、ノンレム睡眠とレム睡眠の睡眠周期が4、5回繰り返されます。深い眠りは前半の2、3時間に集中し、レム睡眠は周期ごとに持続が延長し、朝方には30、40分持続することがわかっています。
年代とともに熟睡できなくなっていく
睡眠も年代、性別によって大きく変化してきます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、乳を飲むときと排泄のため2、3時間おきに目を覚ましますが、ほとんど一日中眠っています。
生後一年ほどすると、夜の睡眠が持続的になり、昼間は起きて夜眠るという一日のリズムがしだいにできあがっていきます。
4歳を過ぎる頃からは、昼寝は午後に1回とるだけで、あとは一日中起きて過ごすことができるようになります。
6歳ごろからは、日中の睡眠はほとんどとられなくなります。
10歳から成人期を経て老年期に入るまで、睡眠は夜間に1回とるだけになっていきます。
しかし、老年期に入ると、ふたたび昼間の睡眠が現われ、午後に一回、あるいは午前と午後で2回睡眠をとるなどの変化が見られるようになります。
10代、30代、50代、70代の睡眠の特徴はどうなるのでしょう。
10代から20代では寝つきも遠く、一夜を通じて中途で目が覚めることは少ない。ところが、50代になると、入眠期にしばしば目を覚まし、なかなか寝つかれず、眠りに入って
もぐっすり眠ることがないというのが特徴です。
70代になると、熟睡時間はごくわずかになり、中途で目が覚めるとしばらくは眠ることができないという睡眠の中断が起こります。
眠るために横になっていた時間に対する正味の睡眠時間の割合を「睡眠効率」と呼ぶのですが、この睡眠効率は20代まではほぼ100%に近い数字であるのに、60代以降では80%前後まで下がってしまうと報告されています。「最近、朝早くに目が覚めるようになって……」などと言うと、「年をとってきた証拠よ」とやり返されるのも、あながち間違いではないということになります。
実際、睡眠に対する不満は更年期を境に中年女性で急増し、それがそのまま高齢期にまで引き継がれていると言われます。
中高年女性は熟睡不満が絶えない
睡眠に対する満足度を、年齢別に見るとどうでしょうか。睡眠に対する満足度は、年齢とともに低下していくのが一般的です。特に50代の女性の低下は著しいと報告されています。
中高年女性の睡眠不満のおおかたの人が、
①なかなか寝つけない。
②深く眠れない。
③しばしば途中で目が覚めてしまい、睡眠が中断される。
④朝の4時とか5時とか早い時間に目が覚めてしまう。
⑤途中目が覚めた後もう1度眠ろうとするが、眠れない。
このような不眠を訴え、睡眠薬を常用している女性は、男性のほぼ2倍という数字だそうです。
男性にも、前立腺肥大による夜間瀬尿や無呼吸性不眠などの睡眠障害を引き起こす疾患を抱えているケースがあるのですが、このような場合でも、睡眠不満を訴える人の割合は少ないそうです。
では、女性は、なぜ満足できないのでしょうか。
実は、この理由はまだわかっていません。更年期を境に急増することから、性ホルモンが関与しているのではないかと考えられています。女性ホルモソにはエストロゲンと黄体ホルモソの2種類がありますが、閉経を境に急速に減少するのがエストロゲンです。
エストロゲンには、女性特有の器官や臓器の発育や成熟を促すだけではなく、全身の細胞を若々しく保つ働きがあります。しかし、閉経後の女性はエストロゲンやカルチトニソの分泌で老化が始まるばかりか、体のあらゆる部分の自律神経がうまく作動しなくなり、不快な症状が現われたりするのです。
なかなか寝つけない、原因不明の頭痛がある、のぼせる、イライラする、手足に痛みが走るなどといった不定愁訴と言われる症状は、一般的に「更年期障害」と言われます。本人にとってはとてもつらい症状ですが、「更年期なのだから仕方がない」とあきらめないで、もう一度、食事や睡眠、運動、ライフスタイルなどを再点検して、細胞や肌を生き生きとよみがえらせる工夫を実践してみることが大切です。

あなたは朝型、それとも夜型?

あなたは朝型ですか、それとも夜型ですか。朝型の人は、早寝早起きで寝起きがよくて朝食もしっかりとり、午前中からバリバリと働くタイプで、健康で不摂生しない善良なライフスタイルの典型と思われます。
一方の夜型は、宵っ張りの朝寝坊、朝に弱くて朝食など食べなくても気にしない。午前中はパワーが充満してこないので、ポーッとしている時間が長い。ところが午後になると、生気が徐々にみなぎってきて、仕事の効率もぐんぐん上がる。夕方から夜になるとパワーは絶頂期を迎えるというタイプの人たちです。
この朝型、夜型の分別は、一日24時間の「サーカディアンリズム」の個人差を研究していたスウェーデンのある研究チームが初めて行い、世界中に知れ渡りました。
研究チームは、1500人の学生を対象に調査をしました。結果はこうでした。
強い朝型は7・5%、強い夜型が23・2%で、夜型のほうがずっと多かったのです。
睡眠時間と質は両者ともほとんど変わらないのだが、朝型はとにかく寝つきがよい。入眠時間も概して短いのが特徴です。
一方の夜型は、入眠時間が日によって不安定で、概して長い。寝つきも悪い。
同じ時間寝ていても、夜型の人のほうが睡眠不足を感じているという結果でした。
さらに、それぞれの生活習慣を見てみると、朝型は一週間、実に規則的で、寝る時間も起きる時間もほとんど変わらない。ところが、夜型は、不規則そのもので、月一回徹夜をしたり、その後長い昼寝をしたりする。
今のところ、なぜ朝型、夜型のタイプがいるのか、解決はついていません。
24時間ネオンが灯り、コンビニも開いている今日では、ますます夜型が増えてきそうですが、夜型は寝つきは悪いものの、不規則な生活を続けられる「強さ」があるとも言えます。
一方、朝型は生活習慣にかたくなであり、融通性がないとも言えます。
だからといって、夜型生活を勧めているわけではありません。
夜型はいくら耐性があるとはいえ、不規則な生活を続けていればいつか体を壊すことになります。不調が慢性化して大きな病気に発展する危険性も大きいのです。
年をとると、朝型が多くなるのは事実のようです。でも、高齢者にも宵っ張りの朝寝坊の人もいれば、早寝早起きの人もいます。お年寄りだからといって、誰でも早寝早起きだときめてかかったら、夜型の人にとってはいい迷惑でしょう。
これをある調査の数字で見てみると、20代の社会人で夜型は5・4%、30代で51%、40代で4・2%、50代で0%となっています。
一方、朝型は、20代15・3%、30代18・4%、40代33・3%、50代53・8%となり、年をおって朝型の人が増えています。会社勤めの40代、50代となると管理
職となるでしょうから、若いころのように夜型でいるわけにはいかない現実もあるでしょう。夜型を続けると、睡眠時間が短縮されるので、週日は睡眠不足の中で仕事をどうにかこなし、週末の土日で睡眠不足を解消する、つまり「寝だめ」をするというスタイルを余儀なくされるわけです。
しかし、ストレス社会の今日、睡眠不足が嵩じて過労死や神経症、最悪の場合自殺などさまざまな弊害をもたらすことは、周知のことです。

世界一睡眠時間の短い日本女性

日本人の睡眠時間は、欧米のどの国民より短いのだそうです。
20歳から59歳までの男女について国際比較したNHKの調査(1994年)では、日本人の平均睡眠時間は一日あたり453分(7・6時間)となっています。これに対して、カナダの489分(8・2時間)、アメリカの496分(8・3時間)、イギリスの511分
(8・5時間)、オランダの492分(8・2時間)、デンマークの473分(7・9時間)、フィンランドの496分(8・3時間)等と比べ、20〜58分も短いことがわかっています。どうして日本人は睡眠時間が短いのでしょうか。
生まれつきの「短眠民族」なのでしょうか。
どうもこれには、女性の睡眠時間が大きく関係しているらしいのです。
欧米の国々では、男女の睡眠時間差を比較すると、ほとんど差がないか、女性の方が10分か20分長く寝ています。
ところがわが国の場合、遂に睡眠時間は男性のほうが27分長い。欧米との平均睡眠時間比較は、わが国の男女とも短いのですから、日本の女性は世界で一番短い睡眠時間で過ごしているということになります。
日本人女性の中でも、40代の女性が一番短い。その長さは429分(7・2時間)で、これは欧米の40代女性の平均493分(8・2時間)と比べて一時間4分も短い。仕事を
待っている女性が438分(7・3時間)で、専業主婦が441分(7・4時間)だから、その差は3分にすぎません。
これは、自分の身のまわりの家庭の生活スタイルを思い出してみれば、すぐに合点がいくことです。
つまり、40代の奥さんは朝誰よりも早く起きて朝食の用意をし、子どもに弁当が必要なら弁当もつくり、昼は家事労働、夕飯の支度、夜は夜で帰宅の遅い夫の帰りを待ち、場合によっては食事を用意し、夫は先に寝ても、奥さんは後片づけや明日の用意をして、その後お風呂に入ったりして、結局床につくのが一番遅いということになり、それが数字に如実に現われているということなのです。
日本人男性の労働時間は世界で一番長く、日本人女性の睡眠時間は世界で一番短い。これが日本人の「豊かさ」の代償ということでしょうか。
健康ということを視点にすえて、もう一度睡眠について考えてみる必要がありそうです。

人間は何のために睡眠をとるのか?

睡眠は脳を休ませ、脳の疲労回復には欠かせない本能的なもの。このことは、私たちの日常の体験からも実感できることです。
しかしながら、科学的に睡眠を解明するとなると、これほど進歩した技術をもってしても解き明かせない部分が多いということです。それは、ちょうど脳の機能や働きがまだきちんと解明されていないのと似ています。
脳は大食漢で、重さは体重の2%にしかすぎないのに、体全体で使うエネルギーの約5分の1近くを独り占めしてしまう。しかもブドウ糖しか食べない偏食家です。
また、脳の神経細胞は胎児期のある時期を過ぎてしまうとそれ以上はほとんど増殖せず、年をとるとともに少しずつ死んでいくことはよく知られています。つまり、一生使わなければならない細胞なので、壊れないよう、働きすぎないように、適度に休息をとることが必要になるのです。そこで、脳の神経細胞のオーバーヒートを未然に防ぐために発達した仕組みが、睡眠ということなのです。
しかし、もともと脳のために睡眠が生まれたというわけではありません。睡眠状態に入ると、休全体の動きがとまり、脳ばかりか体全体のエネルギーの消費が抑えられることになります。このことは、自分で体温調節ができない動物にとっては、生きていくための重要な働きでした。
レム睡眠は、このころに生まれた古い型の睡眠だと考えられています。魚類や両生類、さらには絶滅した恐竜や現存する鳥虫類のやや進化した眠りと共通する性質があるということです。
ところが、鳥類や哺乳類のような高等動物が出現し始め、体温も一定に保てる恒温動物になったため、エネルギー節約のための睡眠は意味がなくなってきた。それと同時に大脳も発達して、脳は脳自身のための睡眠を必要とするようになってきたというのです。これが、レム睡眠にかわるノンレム睡眠です。
高等生物は、このレム睡眠とノンレム睡眠とをうまく取り入れ、脳を休ませる生理機構として発達してきたわけです。

「眠れない」さまざまな症状

健康も若さも、睡眠のとり方に大いに関係があります。睡眠が健康や若さを保つ大きなカギだといっても過言ではありません。
私たちを「眠れなく」させる原因はいろいろあります。不眠を起こす主な病気を挙げてみます。
●30分くらい寝つけないだけなのに、本人にとってはそれが倍以上の時間に感じられ、熟睡した感じがしない。夜中に何度も目が覚める。
⇒精神生理性不眠が考えられます。リラックスすることで改善します。
●不眠のために心身ともに苦痛である。気分が落ち着かず、顔もやや赤みを帯びている。
⇒高血圧症や動脈硬化症が考えられます。
●暑がり、汗かき、ほてる。脈が遠くなり、よく眠れない。
⇒甲状腺機能亢進症が考えられます。
●夜中に何度も目が覚める。気分が悪くて起きられない毎日。
⇒うつ病が考えられます。比較的若い人に多い。
●ひどいいびきをかく。断続的に呼吸がとまる。昼間とても眠い。
⇒睡眠時無呼吸症侯群が考えられます。
●夜中に何度も目が覚める。眠った気がしない。眠れないことが不安になる。頭痛、めま
い、動悸、肩こりなどをともなう。
⇒神経症が考えられます。
●一晩に何度も尿意がある。
⇒腎硬化症、前立腺疾患などが考えられます。60歳以上に多い。
●朝早く目が覚めてしまう。睡眠時間が短いのに十分眠った気がする。
⇒老化現象の一つ。
●早朝や真夜中に目が覚め、その後は眠れない。
⇒そううつ病が考えられます。
●興奮した感じで、睡眠時間が少なくても平気。周囲との接触をさけ、自分の殼に閉じこ⇒精神分裂病が考えられます。
不眠が続き、疲労がたまったり精神障害が疑われるときは、専門家の判断が必要です。精神生理性不眠なら、ストレス解消とリラックスに心がけ、入浴や運動、寝具などで快適な睡眠ができるよう生活に工夫や変化を取り入れるのもよいでしょう。

睡眠中に体の細胞を生き生きと

細胞は生命の基本単位です。私たち人間の体も動物の体も細胞の集合体です。生命の基本単位である細胞の寿命が尽きると、私たちの寿命も尽きてしまいます。
私たちは年をとると、シワができる、歯が抜ける、骨が弱くなる、関節がかたくなる、背が縮んでくる、などといった兆候が現われてきます。
これら皮膚や骨、関節は専門的には「結合組織」と呼ばれますが、この結合組織の大きな特徴は、細胞の外に沈着した物質からつくり上げられていることです。老化とは、この結合細胞の老化を意味します。
皮膚、軟骨、腱などの結合組織の成分は、3分の2が水で、残りの3分の一は主にタンパク質(コラーゲン、エラスチン、プロテオダリカン)と多糖類だそうです。
T万、骨や歯も結合組織なのですが、骨や歯では水は10%程度で、水のほかにヒドロキシアパタイト(カルシウムとリソ酸の化合物)と呼ばれる無機成分、コラーゲンなどの有機成分で成り立っていることがわかっています。
そして、これらの成分は細胞の外に存在しています。もちろん、コラーゲンやエラスチン、プロテオグリカンなどの成分はみな細胞がっくり出し外へ分泌したものです。
つまり、元気で健全な細胞から、健全な成分がつくられるというわけです。
一方で、体の中の、心臓や肝臓、筋肉などは細胞の集団です。細胞そのものです。
これら細胞と結合組織が互いに連携をとって生命を維持するための活動を行っているわけです。
老化とは、これら細胞や結合組織の働きがしだいに鈍くなることです。すると、皮膚にシワができたり、歯が抜けたりといった「老化現象」となって現われるのです。
肝心なのは、やはり細胞です。細胞が結合組織をつくり出しているのですから、細胞をいつも生き生きと健全に保っておく必要があるのです。健全な細胞が若さを保つと言われる所以は、ここにあります。
では、体の中の細胞を健全に保つにはどうすればいいのでしょうか。その重要なカギは、睡眠の中にあると言っても過言ではありません。
細胞を生き生きと元気に保つには、当然、十分な栄養が必要です。それと同時に、睡眠という行為が必要なのです。私たちが眠っている間に、細胞は生きるパワーを蓄えるのです。
つまり、細胞に必要なのは、睡眠という栄養だと言えるのです。元気に働く細胞が、私たちの老化をとめることができるわけです。
いつまでも、若く、美しく、張りのある皮膚は、若々しい細胞から生まれます。そして、若々しい細胞は、健全な睡眠から生まれると言うことができます。
後に述べる「自然治癒力」という、私たちがそなえている力は、この細胞の復元力を言うのではないでしょうか。若々しい細胞に戻る力、それこそが自然治癒力でしょう。そして、この復元力は、私たちが「心地よく眠る」ときに一番発揮されるのです。
 

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