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睡眠

人間はなぜ眠るのか?

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人間はなぜ眠る?

睡眠の必要性

ヒトはなぜ眠るのでしょう? あなたは答えられますか?
「そりやあ、眠くなるからさ!」「夜になったら眠るのが当然でしょ!」「一日働いて、疲れるから」
……とまあこのように、「睡眠」は私たちにとってあまりに自然な行為なので、「なぜ眠るのか」について、誰もあまり深く考えたりはしないようです。
実際、その答えは完全に解明されてはおらず、ベールに包まれた部分が多いのです。それでも現在分かっていることの一つに、「睡眠は私たちの脳に大きな影響を及ぼしている」ということがあります。
確かに身体が疲れると眠くなるため、睡眠は身体に休息を与える、または疲れを取るために行うものと考えられがちですが、実は身体のための睡眠はおよそ全体の20パーセントで、ほとんどは脳のために行っているものと考えられています。
事実、脳の消費エネルギーはかなり大きく、身体の10倍もエネルギーを使っており、脳に必要な睡眠は、身体が必要とする睡眠の5倍ともいわれます。
このようなことからも、睡眠は身体よりむしろ、脳に休息を与え、オーバーヒートを防ぐ役割の方が大きいようです。さらに睡眠には、その日一日の膨大な量の情報を整理し、記憶を定着させる働きがあるといいます。
これは経験のある人も多いはずですが、睡眠不足の日は集中力や注意力が低下したり、イライラしたりします。これらは脳の機能低下が原因で起こります。
要するに、脳がオーバーヒートしている状態ということです。そこでクールダウンが必要になりますが、それが毎晩の睡眠ということになります。また、成長ホルモンなどのホルモンを分泌するなど、脳と身体が健康であるために、睡眠は必須の行為ということができます。
心地よい睡眠をとることは、覚醒時、つまり、起きている間の生活の充実のためのものであるといえるでしょう。
眠らないとどうなる?
さて、前項での解説の通り、ヒトの身体で睡眠不足に弱いのは、肉体よりも脳だということが分かりました。
何しろ脳は、起きている間中、働き続けです。例えば、運動をして疲れたときも、身体の疲労を判断するのは脳です。イスに腰掛け身体が休んでいると
きも、「疲れたからこうして10分体んだら、次はあの仕事をして……」などと、脳は働き続けています。
実際、一晩くらいの睡眠不足で筋力がガクンと衰えるということはありませんが、脳の働きは別! 眠りというクールダウンの手段を奪われると、脳の細胞の一部が壊れたり、適正な指令が出せなくなるなどの影響が出始めます。
すると、前述のように、睡眠不足の日は、集中力がなくなり一日中ボーッとしていたり、やたらイライラしたり怒りっぱくなったり、物忘ればかりしたりなど、日常生活において、かなりの支障をきたします。
もし、ずっと眠らずにいたらどうなるでしょう?
さらに脳の細胞破壊が進むことになります。すると脳は、どんどん死んでいくということになります。それは肉体もどんどん死んでいくということにほかなりません。これは大変!
というわけで、ヒトは生命を維持するために、つまり、「生きるために眠る」ということになります。
仕事で忙しい人、もっと遊びたい人にとっては、眠っている時間も惜しいという人もいるかもしれません。え? あなたもホントにそんな生活をしてらっしやるって?
ちょっと考え直してみてください。繰り返して言いますが、我々にとって「睡眠はとても大切な行為」なのです。

1日8時間の睡眠は必要?

睡眠時間の理想は? と尋ねると、多くの人が「8時間」と答えます。
それでも、ある時計メーカーの調査によれば、ビジネスマンやOLの平均睡眠時間は、約6時間という人が半数以上とのこと。
「これって、睡眠が足りてないじやん!」と考える人が多いと思います。しかも、さらにその25年前の調査では7時間という答えが最も多かったといいます。
私たちは、どんどん寝不足になっていく?
さて、8時間睡眠が理想ならば、私たちは万年睡眠不足で、頭がボーッとしていることになります。でも、そうじゃない人もたくさんいそうです……。
昔に比べ、睡眠時間が減ってしまっている大きな理由の1つとして、ライフスタイルの変化があります。コンビニなどのお店は深夜まで営業していますし、テレビやコンピュータに熱中、つい夜更かしをしてしまう、という人が増えているようです。
でも、それで寝なければいけない時間を削っていたのでは、いつか健康を害することになります。
ところが、「睡眠の必要量」はありますが、それはすべての人に共通する絶対量ではありません。「睡眠の必要量」には、個人差があるのです。
5時間寝たから十分という人もいれば、10時間寝なければ睡眠不足、という人もいます。8時間寝なければいけないというものではありません。生活に支障なくスッキリとした1日が過ごせるならば、たとえ3時間、4時間しか眠らなくとも、脳も身体も十分な休息をとっているということになるのです。

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という言葉を聞いたことがありますか?
睡眠には定期的なリズムがあります。一晩中、一定の状態ではありません。
私たちは一晩のうちに、深い眠り、浅い眠りを繰り返しています。それがノンレム睡眠とレム睡眠です。
▼レム睡眠
まず、レム睡眠とは、浅く速い呼吸をしていて、眠ってはいてもまぶたの下で眼球がキョロキョロと動いている状態をいいます。レム睡眠の「レム」とは英語でREM、Rapid Eye Movement(睡眠中のキョロキョロと素早く動く眼球運動、の意)の頭文字をとったもの。ノンレム睡眠は「レムではない」ので、こう呼ばれます。
レム睡眠時は睡眠中枢の働きで、筋肉の緊張がゆるみ、全身の力が抜けてぐったりした状態です。ところが、脳波は昼間、起きて活動しているときと非常に似た動きをしています。つまり、この状態のとき、脳は活発に活動しており、交感神経は緊張状態にあるといえます。心拍数や血圧も安定していません。
ちなみに、「夢を見る」のは、このレム睡眠時。レム睡眠は脳の「記憶情報処理」とも関係があり、それが夢を見ることにもつながりがあるともいわれています。
実際にレム睡眠は、記憶の分別や定着を行い、その日一日の心の整理をしてくれます。
また、男性なら勃起もしますし、起きているときと脳波が似ている、そんなことから「逆説睡眠」とも呼ばれています。
大人の場合は睡眠時間の約2割強、赤ちゃんの場合は1日の睡眠時間の約5割がレム睡眠状態で、成長するにしたがってレム睡眠の割合は減っていきます。そのため、レム睡眠は脳の発達に重要な役割を果たしているのでは、とも考えられています。
▼ノンレム睡眠
ノンレム睡眠とは、深い寝息でぐっすりと熟睡した状態をいいます。このとき、脳(大脳皮質)は活動を低下させ休息している状態です。
眠りの深さは大脳の活動レベルが低いほど深く、このノンレム睡眠の深い状態のときは、ちょっとした物音くらいでは目が覚めません。呼吸や脈拍、血圧が(低下した状態で)安定していて、成長ホルモンの分泌が盛んになり、細胞の新陳代謝を高め、免疫増強作用もしっかり働いています。
深いノンレム睡眠がとれていれば、睡眠時間が多少短くとも脳はしっかり回復しますから、スッキリ目覚めることができ、一日快調に過ごせます。
ところが、何らかの理由で深いノンレム睡眠がとれていないと、「寝起きが悪い」とか、「よく寝た気がしない」などということになります。
このように、レム睡眠とノンレム睡眠には、それぞれの役割があります。

青年と老人のヒプノグラム

レム睡眠とノンレム睡眠


 
一日の体温の変化

一日の体温の変化


 

寝てから90分で深い睡眠をとる!

ノンレム睡眠は4段階
ノンレム睡眠とレム睡眠は交互に現れますが、ノンレム睡眠は、第1段階から第4段階までの4段階に分けられ、数字が大きくなるほど、眠りは深くなります。
まず、寝入るとすぐにノンレム睡眠に入り、一気に第4段階、グーッと深い眠りにつきます。最も深いところを過ぎると、眠りは次第に浅くなりレム睡眠
状態になります。そしてまた、眠りは深くなります。
快眠のカギは寝入ってから90分
このように、睡眠はノンレムとレムが一つのセットになっていて、それを、朝(目覚め)までに何回か繰り返すというわけです。
ここでその間隔ですが、平均的な数値で90分で1サイクルといわれています。
すなわち、6時間眠った人は4セット、7時間半眠った人は5セット眠ったといえます。
ただし、上記の表からも分かるように、ノンレム睡眠は最初が最も深く、朝に近づくとともに浅いものになっていきます。ですから、深い眠りを得られるのは最初の1セット目(せいぜい2セット目まで)ということになります。
ここでぐっすりと深く眠れていれば、以後の睡眠のリズムが整えられ、スッキリさわやかな目覚めを得ることができます。
つまり、その夜に快眠できたかどうかは、「寝入ってから90分で決まる」というわけです。

睡眠のタイプ

眠りにも人それそれ、個性がある
睡眠のタイプもその人によってさまざまで、「オレは3、4時間も寝れば大丈夫!」という人もいれば、「10時間寝ないとスッキリ起きられない」という人もいます。
いずれにしても、脳と身体に十分な休息を与えることができて、朝、スッキリした気分で起きられればいいのです。睡眠は、あくまで時間よりも「質」の方が重要で、質のよい睡眠とは、目覚めがスッキリしていて、ぐっすり眠ったという満足感が得られる眠りのことを指します。
ここで、それぞれのタイプについて見てみましょう。まず、睡眠時間は6時間未満で十分というタイプは短時間睡眠者、9時間以上の睡眠を必要とする人を長時間睡眠者と呼んでいます。一般的に、短時間睡眠者には女性が多く、長時間睡眠者は男性が多いといわれています。
短時間睡眠者
短時間睡眠者で有名なのはフランス皇帝・ナポレオン。一日3時間ほどしか眠らなかったといいます。また、発明王・エジソンも短時間睡眠者であったと
いわれています。
短時間睡眠者は、寝つきが早く、ノンレム睡眠が非常に深いのが特徴です。夜中に目が覚めてしまう中途覚醒がほとんどなく、きわめて効率的で質のよい睡眠といえるでしょう。目覚まし時計も必要とせず自然に起きられるタイプで、日中にウトウトなどということもありません。性格的にも積極的・活動的な人が多いようです。
ただし、平日は勤めがあるから短時間睡眠でも、週末にまとめて10時間も15時間もまとめて寝ているという人は、短時間睡眠者とは呼びません。この場合は、「平日、睡眠時間を削って必死でがんばっている人」ということです。
長時間睡眠者
長時間睡眠者で有名なのは、理論物理学者のアインシュタイン。一日10時間以上寝ていたといいます。
長時間睡眠者は、睡眠時間が長いからといって、熟睡している時間も長いというわけではありません。深い眠りであるノンレム睡眠の量は、短時間睡眠者
とほとんど変わらないといわれています。
ただ、短時間睡眠者と異なるのは睡眠の質。睡眠に占めるレム睡眠や浅いノンレム睡眠の割合が高く、ひと言で言うなら効率の悪い睡眠のとり方をしてい
るといえるでしょう。夜中に目が覚めてしまう中途覚醒が何度もあったりします。性格的には神経質で、物静かな人が多くみられるようです。
スッキリ目覚めるということがあまりなく、日中も慢性的な寝不足を感じている人が多く、要するに、たっぷり寝ないと元気が出ないタイプなのです。もちろん、時間が許せば10時間以上たっぷり寝て、気持ちよく目覚めることができるのですが、会社や学校があれば、なかなかそれだけの時間を睡眠に割くのは難しいでしょう。特に日本のビジネスマンは、長時間通勤・長時間勤務を強いられています。
ですから、寝不足状態で平日がんばり続け、週末にどっと寝だめをするという涙ぐましい努力をしている人が多いようです。
短時間睡眠者と長時間睡眠者、両者を分ける要素には、どんなものがあるのでしょうか?
まず、「体質」が挙げられます。人は生まれながらにして、「3、4時間の睡眠で大丈夫!」、あるいは、「10時間寝なければダメ!」というように、自分に
とってベストな睡眠時間がある程度決まっているようです。
次の要素としては、「環境」です。生まれてから現在までの生活環境、職種や通勤時間、家族構成、親が短時間睡眠者か長時間睡眠者か、といったさまざまな環境要因に影響を受けることもあるようです。
そして最後に「性格」。前述のように、積極的・活動的なタイプには短時間睡眠の人が多く、やや神経質で物静かな人は、長時間睡眠者であることが多いようです。
そして実際に、両者が熟睡している時間はほとんど同じで、短時間睡眠者は深く短い、長時間睡眠者は浅く長いという違いだけなのです。そういった意味からも、効率的で質のよい眠りという点では短時間睡眠者に軍配が上がります。

目覚めをスッキリする

スッキリ目覚められることの効能はいったい何でしょう?
何より1日に余裕が生まれます。
まず、スッキリ目覚められればおなかもすいているはず。朝は前夜の夕食以来の食事。身体がエネルギーを欲しています。しっかり朝食をとれば脳も身体もすぐに活動モードになります。また、食事によって体温が上昇します。このことも身体を目覚めさせる重要な要素です。午前中からエンジン全開というわけです。
朝食では意識して糖分をとりましょう。主食であるごはんやパンをしっかり食べることが脳を活性化させます。また、バナナやリンゴなどのフルーツは消化がよいため、すぐにエネルギーになります。
午前中は頭がぼんやり、時々遅刻も!
レム睡眠とノンレム睡眠でいえば、「眠りが浅くなったレム睡眠の終わり」に起きるようにすればスッキリ目覚めることができるはずです。
ところが、「あと30分だけ」などと言って二度寝をしてしまうと、再度深い眠りに入ったところで無理やり起きることになります。
これでは、目覚めてすぐに戦闘モードに入れるはずはありません。しばらくベッドの上でボーッとしていて遅刻した、午前中は得意先からの電話にもトンチンカンな受け答えをしてしまったり、ということにもなりかねません。
やっと調子が出てきたと恩ったらそろそろ夕方、もうすぐ退社時刻。
これはちょっと問題ですね。やはり朝は快適に、しっかり早起きできないと、一日を無駄にしてしまうことになるようです。
朝起きられない人
人はほとんどの場合、会社に行くにしても学校に行くにしても、朝、起きて出かけます(夜学や夜勤の人もいるでしょうが)。
昔から、「早起きは三文の徳」などと言って、早起きは美徳とされてきました。
「早起きをするといいことがあるぞ。だから早起きをしなさい」というわけです。これは日本だけではなく、3千年以上の歴史を持つインドの伝承医学「アー
ユルヴェーダ」でも、「日の出前に目覚めることは心身の健康に最もよい」とされています。
それでも、朝、スッキリ起きられないという悩みを抱えている人は多いようです。
「もう30分、いや10分だけでいいから、寝かせて!」
「……オレは夕方から調子が出てくるタイプなんだ」
はては、「オレの身体だ、身体の欲するまま、気ままに眠って何か悪い!」というむちやくちやな人まで、いろいろです。気持ちは分かりますが、社会生活を営めなくなってしまうなど、早起きができないことのデメリットはとても大きいのです。あなた自身が損をしてしまうのです。
時間にルーズななまけ者
「どうしても決まった時間に起きられない」という人は、必然的に遅刻も増えるでしょう。そうなると、「あいつは時間にルーズな人間だ」となり、「使えな
いヤツ」というレッテルを張られてしまいます。
特に日本の場合、会社も学校も時間管理には厳しく、自己管理能力を疑われることになります。確かに社会人ともなれば、あなたが遅刻することによって会社の同僚に迷惑をかけたりということも生じますから、よくないことであるのはもちろんですが。ただ、朝起きられないというのがただのなまけ病ではなくて、リズム障害的なものや過大なストレスによって心理的に追いつめられてしまう精神障害的なものなど、実際の病気であることもあります。
その場合には、早めに医療機関を受診すべきでしよう。

朝、起きられない原因は何だ?

睡眠不足や生活習慣が原因
起床下手というか、要するに、シヤキッと早起きができない人にはいろいろなタイプがあるようです。これは、その原因がさまざま、ということです。
まず、{番に考えられるのが睡眠不足。日本人はもともと睡眠時間の少ない国民。とにかくいつも忙しい! 多くの人は、朝から晩まで働きづめです。
そこで疑われるのが睡眠不足です。
睡眠時間は人によって千差万別、6時間寝ているから大丈夫なはず、7時間寝ているから睡眠時間は十分、などと考えがちですが、あなたがもし、8時間の睡眠時間が必要なタイプなら、足りていないことになります。もっと必要な長時間睡眠者であれば、さらに深刻です。
要するに、睡眠には個人差があり、あなたはあなたに必要な睡眠時間を割くことはできないということです。
無理してそれを続ければ慢性の睡眠不足となり、早起きできないのはもちろん、日中もボーッとして仕事で失敗を重ねだり、ひどくなると身体にもその影響が出て、健康を害することにもなりかねません。ひょっとしたら、職種を替える必要さえあるかもしれません。
生活習慣も、例えば、自宅に戻ってから深夜までコンピュータと向かい合っている人とか、寝酒を飲まないとベッドに入れない人など、人それぞれです。
深夜までコンピュータゲームをしていたのでは、ベッドに入ってもまだ興奮状態だったりします。たかがゲーム、されどゲーム、負け続けならイライラもつのるでしょう。
また、寝酒も、アルコールが眠りを浅くする作用がありますから、よい習慣とはいえません。このように、「気分転換になるから」、「リラックスできるので」と思っての習慣が、かえって熟睡を妨げていることがあるのです。
体内時計が故障している?
「ヒトは誰もが体内時計を持っています」というと、「ああ、腹時計ね!」と答える人は勉強不足。
ヒトは、朝起きてしばらく活動していれば、やがて疲れて眠くなり、眠ってはまた起きるというように、体内時計がリズムを刻んでいます。
この体内時計は匹一時間の周期なのですが、私たちは実際には一日24時間の周期で生活しています。体内時計を24時間周期にするには朝の光が効果的で、光が目から入ることで、毎日リセットされています。
ところが、何らかの理由でリセットしそこなうと、生活時間がずれてしまい、社会生活に同調できなくなってしまったりします。徹夜仕事が続く、あるいは、
長期休暇で寝坊ぐせかつく、などが原因となります。その結果、しょっちゅう会社や学校に遅刻する、欠勤・欠席が目立つようになる、などの障害が出てきます。さらに悪化すれば登校拒否や出社拒否といった事態になることもあります。
健康な人の場合、数日で元のサイクルに戻りますが、体内時計が故障してしまうとそうはいきません。
しかも、ここで無理をして早起きすると、頭痛がしたり、ひどい疲労感・倦怠感などに襲われたりします。
この場合は、医療機関を受診し、生活指導のアドバイスを受けるべきでしょう。
ストレスが原因
朝、起きられない人の中には、精神的あるいは肉体的なストレスが原因という人も多いようです。
ヒトはストレスにさらされると、脳からアドレナリンという物質が分泌され、覚醒状態が保たれますから、疲れていても眠れないという状態に陥ります。そしてまた、やっと寝ついたと思っても夜中に何度も目が覚めたりということになります。もう1度眠ろうとしても目はパッチリと冴え……、ますますつらい状態になってしまいます。
ストレスの原因としては、翌朝、重要な会議があるとか、翌日、人事異動があるなどです。思い当たる人もいるでしょう。一日だけならば、さほど問題はありません。子ども時代、リレーのアンカーを任された運動会前夜など、思い出すことはいろいろあるでしょう。
ところが、社会人ともなると、大小はあれど、日々ストレスにさらされ、蝕まれているわけで、このような状態が続けば、昼間も集中することができず、仕事が思うようにはかどらなかったり、ミスが続いてしまったりということになります。
また、こういったストレスの中には、人間関係によるものもあります。こうなると眠りの質うんぬんとは関係なく、起きることを心と身体が拒絶することになります。ずっと寝床から出られない、要するに、現実逃避の症状です。
無理やり起き出し、なんとか出社したとしても、さらに心身の状態は悪化してしまったりします。
休んでみてもかえってあれこれ考え込んでしまい、楽にはならず、結局何の解決にもなりません。
あるときは逃げることもいいでしょう。しかし、死ぬまでそうしてはいられません。そのことを理解し、いずれ決着をつけなければならないということです。
このように、ただ「起きられない」といっても、そこにはいろいろな原因が考えられ、中には「病気」である場合もあります。そうなったら、決して「根性論」だけでは片付けられない問題です。このことは、本人だけでなく、周囲も理解する必要があるでしょう。

体内時計とは?

地球のサイクルとは1時間のズレ
前項でちょっとだけ触れた体内時計。もうちょっと知っておきましょう。
夜になると眠くなり、朝になると目覚めるのは、私たちの身体の中にある体内時計が生体リズムをコントロールしているからです。
1962年、ドイツの生理学者ユルゲン・アショフは、外界の情報を遮断した大学の地下室で26人の人を1ヶ月近く生活させ、時間隔離実験を行いました。
そしてさまざまなデータをとり、人の睡眠・覚醒のリズムが24時間という地球の自転時間より長くなること=ほぼ25時間であることを突き止めました。実験参加者たちは時間が分からないにもかかわらず、ほぼ25時間周期で、規則正しく眠り、そして目覚めたのです。
では、なぜ1時間のズレがあるのでしょうか。地球上では季節によって昼と夜の長さが変化するので、その変化に適応していくために体内時計は1時間のズレ(余裕)がある、などとも言われていますが、詳しくは分かっていません。
いずれにしても、地球時間のサイクルは24時間ですから、私たちはこの差を、1日のうち、どこかで、光の強弱(明暗)などの影響を受けながら調整しつつ生活しているわけです。
また、体内時計のズレは光だけでなく、決まった時間に仕事をしたり、決まった時間に食事をしたりといった社会的な要素や、運動をすることによっても修正されます。
体内時計によってコントロールされている、1日の周期で変動する生体リズム(体内時計の刻むリズム)は、専門的な言葉で「サーカディアンリズム」(概日リズム)と呼ばれています(「サーカディアン」とはラテン語で「約1日」という意味。「サーカ」=「およそ」、「ディアン」=「1日」)。
生体リズムをコントロールする役割
ヒトの場合、体内時計の本体は、目の裏側に位置している視床下部の視交叉上核と呼ばれる部分にあり、脳の中心部にある松果体という豆粒大の器官とつながっています。この松果体が網膜から光情報を受けて一日を24時間に修正しながら、夜になると松果体からメラトニンを分泌させ、身体に夜になったことを知らせます。
体内時計はまた、体温の変化をつかさどる自律神経系やホルモンの分泌を促すホルモン系など、さまざまなシステムと複雑にからみながら、一日周期の生体リズムをコントロールしています。例えば、体温は午後から夕方にかけて最も高くなり、明け方に最も低くなります。
メラトニンと体内時計
25時間周期で睡眠と目覚めを繰り返していくと、少しずつ「宵っ張り」になってしまうわけで、それを24時間にリセットするのが射出のメラトニンというホ
ルモンです。
メラトニンは脳に働きかけて眠気を起こす作用があります。ヒトにおけるメラトニンの血液中濃度は、昼に低く夕方から夜にかけて高くなります。その分泌量は子どものころが最も高く、20族以降になると急激に低下します。年をとるとともに寝つきが悪くなったり夜中に目が覚めてしまったりするのは、メラトニンの分泌の低下が原因の1つと考えられています。
このことからも、メラトニンの分泌を規則正しいものにコントロールすることで、体内時計のリセットが上手にできるということになります。
実際、朝に日の光を十分に浴びて、夜は夜更かしせず早めに寝る。こうした規則正しい生活を送ることで、メラトニンの分泌量を自然な形で増やすことができるといいます。
そのためにも、朝、しっかり起きて活動を始めるということは、理にかなっているというわけです。

標準になる起床時刻は?

早寝・早起きと宵っ張り、タイブはいろいろ
必要睡眠時間には個人差があることはすでに書きました。同様に、就寝時刻・起床時刻にも決まりはありません。早寝・早起きタイフ、つまり、朝型の人は、
体温のピークが早めに来る人。宵っ張りの朝寝坊タイプ、つまり、夜型の人は体温のピークが遅く来ます。もちろん、その中間タイプの人もいます。
長時間睡眠者、短時間睡眠者の区別とは関係なく、季節によっても睡眠時間は変化し、日本人の場合、夏の7、8月には短く、冬を迎える11.12月には長くなる傾向があります。また、これも前述のように、年齢によっても睡眠時間は変わります。成人後も赤ちゃんのように、長い睡眠時間が必要ということはありません。大人になってからも、40代、50代になると必要睡眠時間は減り、
60代、70代になると6時間以下で十分という人も多く見られます。
女性の場合に限っていうと、「生理前はとても眠くて、朝、起きられない」などという人が多く見られます。月経周期や妊娠・出産など、女性ホルモンの変動によって、睡眠時間が長くなるようです。
このように、必要睡眠時間には個人差があり、必要以上に睡眠時間をとろうとしても、かえって夜中に目が覚めてしまったりすることもあります。
体内時計を無視し続けてはダメ!
事実、起床時刻にはタイプがありますし、夜型の人は、夜勤や交代勤務に向いているということもいえるでしょう。そういった職種が増えている現代にマッチしているといえるのかもしれません。ただし、長期間、太陽を無視した生活を続けると、どうしても体内時計が不調に陥り、よい目覚めは得られなくなるようです。

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